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ボーカリストにとって一番大事だと思われがちな「ピッチの正確さ」は実は全く大事じゃない。

 

ドラマーにとって一番大事だと思われがちな「リズムの正確さ」も実は全く大事じゃない。

 

ギターもベースも鍵盤も管楽器もすべて同じことが言える。

 

 

一般的に一番大事だと思われがちなことのほとんどが実はそれほど大事じゃない。

 

人間は機械じゃない。

 

大事なのはいかにお前のHANZIを上げるかってこと。

 

 

バンドのレコーディングでボーカルのピッチを修正しないやつバカなの?的なブログがプチ炎上しとった。

 

 

ワシはもちろん自分の唄のピッチを修正したことはない。

そんなん当たり前だ。

 

唄とか音楽は数字とか波形データでやるもんじゃねーんよ。

魂でやるもんだら?

今風に言うならバイブスがすべて。

 

音楽を本当の意味で楽しめとるやつにはそれが普通。

 

でも、今はそうじゃない層が増えて来とる。

すべて計算通りでハミ出すことがなく機械的にちゃんと収まっとるものだけしか認められん人たち。

 

某ヒップホップ番組を見とっても、ラップの口先だけの「スキル」でしか評価できとらん人が多い。

ヒップホップなんか最もスキルから遠い場所にあるはずなのに。

JBから聴き直して出直してこいって思う。

 

残念なことに、ジャンルに関係なく、発信する側も受信する側も、そんな人たちが増えてきとる。

技術の進歩で簡単に「ミス」が修正できる時代の弊害なんかもな。

 

だで、音楽を「商売」として考えるならそんな層を対象にした「商品」の方が売れるのは当然。

昔も今も薄っぺらいもんが売れやすいのは同じ。

 

だで、そのブログ主を叩いたって仕方がない。

だってそのブログ主は芸術家じゃなく商売人なんだでね。

 

というかむしろそのブログ主は優しいとすら思う(笑)

バンド活動をサポートするサイトを運営して売れないバンドマンを応援してくれとるんだもんな。

 

ワシならピッチを修正せんと耐えられんようなボーカルのバンドのCDを出してあげようなんて思わんもん。

 

唄がうまいって事とピッチが正確って事はまるで別物。

要は、どーしようもない歌だからピッチぐらい修正しとかんと使い物にならんボーカルってだけの話。

 

そんな奴は今すぐバンドで歌うのをやめた方がいい。

ワシならそう思っちゃう。

 

誤解がないように念を押しとくけど、「ピッチが悪いボーカルはやめろ!」ってのとは真逆のことだよ。

ピッチを修正したくなるようなどーしようもない歌しか歌えんボーカルはやめた方がいいってこと。

ピッチが悪くても最高なボーカルは存在するんだでね。

 

 

ただ、あのブログで明らかに間違っとるんが平均律についての認識。

平均律っつうのは1オクターブを便宜的に12等分しただけの文字通り平均化した音程であって、音楽的に一番響きがいい音程とは違う。

 

ただ単にピッチがいいというのはその平均律にチューニングされたピアノの音と全く同じ音を出せるってだけのこと。

 

そもそも、平均律の音自体が一番気持ちいい音とズレとるのに、そのズレた音に正確に合わせられることが「歌が上手い」だなんて笑い話にもならん。

 

だで、ピッチが正確すぎる歌手の歌の多くがまるで心に響いてこんって訳。

 

もちろん、ワシは意識的に鍵盤の音とはズラして唄っとる(笑)

 

 

 

今、HANZI BANDでレコーディングの真っ最中だ。

 

バンド界にはデビューアルバムマジックという現象がある。

デビューアルバムが一番勢いがあるってジンクス。

 

でもHANZI BANDはそれを覆せそうな予感がしとる。

 

マジでいい唄うたえたし、ギターはさらにエグく、ドラムはさらに爆発しとる。

 

バンド全体の勢いも音も最高だ。

 

 

バンドで新しい音源を作れるってことはマジで幸せなこと。

 

今年の前半は全てこのレコーディングのために動いて来たし、後半はこの作品を世に出すためにあると言っても過言ではない。

 

レコーディングする度に、この曲がワシの最高傑作でこれ以上の曲は生み出せん!って毎回毎回そう思う。

 

バンドマンの人生はこの繰り返しだ。

 

 

最近になってようやくワシがマイルスデイビスが大好きだということが浸透してきたけど、マイルスと同じぐらい尊敬しとるのがジェームズブラウンだ。

 

言わずと入れた魂の音楽のゴッドファーザー。

 

そのJBの中でも大好きな「セックスマシーン」というアルバムがある。

 

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前半はスタジオ疑似ライブ録音で、後半はリアルなライブ音源という構成。

HANZI BANDの次の作品はこれを強く意識しとる。

 

期待して待っとってくれ!

 

 

ちなみにゲロッパで有名なタイトル曲「Sex Machine」の正確なタイトルは「Get Up (I Feel Like Being a) Sex Machine」。

 

 

Hanzi Up (I Feel Like Being a) Rock Star!

 

出来すぎた話だ。

 

 

追記

 

ウクレレ大使として音楽の楽しさを伝える活動をやってきたこの6年間で感じたことを1冊の本にまとめました!

一番早く、自由に本を作れるということでクラウドファンディングを使ってこの本を世に出したいと思っとります。

是非応援頼んます!

https://greenfunding.jp/lab/projects/1939?utm_medium=GREENFUNDING&utm_source=Portal