突然だけど
ギターのチューニングとかけてトランスフォーマーと解く、その心は?
またギターの勉強で徹夜しちゃったもんで変なテンション(笑)
それにしてもギターって奴は勉強すればするほど恐ろしいほどによく考えられた楽器なんよな。
弦のチューニングも基本4度の関係なのに3弦と2弦だけがなぜか半音ずれたメジャー3度の関係なのかも今までどーでもよかったけど、実はギターほど音楽理論に忠実に作られとる楽器はないってことに気づいて朝方震えた(笑)
ギターってネックが長い楽器だもんでネックに平行移動する楽器だと思っとったんけど、実はネックに対して垂直に音を考える楽器だったみたい。
ワシはギターでFのコードは省略フォームで弾いとるんけど、CからサビのFにコードチェンジする時に昔から指が垂直に下がるイメージがあったんけど、その直感が正しかったってこと。
E
Am
A
Eメジャーの形を単純に下げる(図では上にずらす)とAmになるんけど、2弦だけチューニングが違うことによって同じメジャーコードにするにはAコードの3度を担当する2弦を1フレットだけズラさんといかん。
そーすると右のAフォームにトランスフォームするって訳。
A
DM7
D
そんでそのAの形をそのまま下にズラす(図では上に)とDM7になるんけどメジャーにするためにDM7コードの7度を担当しとる2弦を1フレットずらして1度に戻すとDフォームに変身。
この動きを繰り返すとE-A-D-G-C-Fと一周する。(1弦の次は同じチューニングの6弦を飛ばして5弦にうつる)
で、FはEの半音上げだもんでここで垂直移動から並行移動にフェイズが変わるってわけ。
まさにトランスフォーマーだら?
で、そのFから同じように進むとF-A#-D#-G#-C#-F#になって最初の1周の1フレット上でまた1周できちゃう。
イメージとしてはトルネードのように1フレットからネックをグルグル回りながらハイフレットに向かう感じ。
ギターとは手の形を下にずらすだけ(2弦は調整するけど)でコードが4度進行していくという素晴らしく考え抜かれた楽器なんよ。
(4度進行ってのはサビに行った時にフワーってなるコード進行だでどんな曲でもほぼ必ず使われるコード進行 )
これがギターのチューニングが2弦だけ違う理由。
どう?
震えん?(笑)
ギター発明した人まじ天才(笑)
ここで言うギターとはウクレレも含む、というか、そもそもギターの先祖であるルネサンスギターって今で言うLow-Gウクレレと同じ4弦で同じチューニングだったもんでウクレレのことはギターのご先祖様だと思っとる(笑)
そのルネサンスギター(ウクレレ)だと1弦のAから4弦のGに周りたい時にAとGの間にあるはずのDがなくて縦に1周回れんもんで5弦にDを足して4度進行で1周出来るようになったってことなんな。
これがウクレレからギターへ進化した理由だと思う。
6弦と1弦が同じ音の理由もこれ。
3弦と2弦の間だけ4度じゃなく半音ずらしたメジャー3度なのは、上に書いたコードをトランスフォームさせることが最大の理由な気がするけど、もしかしたらうるう年みたいなもんで、そこをずらすことで本来は12個の音で1周するところをすっ飛ばして5個の音で回せるようにしたってこともあるんかもな。
そこで、こんな時計を見つけた。
Cから時計回りに5度ずつ上がって行くと12個全ての音を通過してまたCに戻ってくると言うのをサイクルオブフィフスと言うんけど、反時計回りで考えて4度進行って考えたほうが分かりやすくない?
特にギターとかウクレレ弾く人にとっては。
逆回りの時計あったら買う(笑)
なぜ一般的に4度進行じゃなく5度進行というのかその理由も今夜の酒の肴にしよう(笑)
逆回り(4度進行)の画像もみつけた。
ウクレレならこの時計の11時のとこにあるGが4弦で時計回りに3弦のCがあって2弦をFのまま進んじゃうと12個ぶん回らんといかんもんで、8時のとこにあるEまで一気にすっ飛ばしてEまで進んじゃって1弦のAに行くってこと。
そんでまた4弦のGに戻りたいんけど、AからGの間にあるDがウクレレ(ルネサンスギター)にはないんよ。
スムーズに1周できるようにするにはAとGの間のDが欲しくなるじゃん?
だで新たに5弦のDを加えて6弦は1弦と同じAチューニングにして音域も増やしたってことだと思う。
今のギターはそのADGCEAチューニングを4度下げてEADGBEチューニングに落ち着いたってもの。
つまりウクレレとギターは同じ楽器ってこと。
「ギターの低弦を省略して簡略化したのがウクレレ」というより、
「ウクレレに低弦を加えて弾きやすくしたのがギター」って方が正しい。
だで、逆にウクレレの方が難しいってことでもあるんよ。
ウクレレは初心者でも簡単に弾き語り出来るようになるもんで音楽の入り口としては最適な楽器だと思うけど、いろいろやろうとするにはギターよりセンスが必要って訳。
音楽で一番大事なのはセンス。
テクニックは二の次。
ただ闇雲にテクニックだけを追求するようなウクレレプレイヤーのパフォーマンスがグッとこんのはそーゆーこと。
そもそも足りとらんのに馬鹿正直に張り合っても勝てんだよな。
何をはしょるか?
どうサボるか?
これがウクレレの極意なんだと思う。
ワシはそれを極めたい。
元々ワシはギタリストでもなく、ボーカリストとして曲を作る時とかソロ活動する時の伴奏楽器としてしかギターを弾いてこんかった。
6年前の震災がきっかけになってウクレレを本格的に弾くようになって、昨年の秋から思うことがあって急に音楽理論を勉強し始めた。
そしてら、自分がテキトーに弾いてきたウクレレとかギターの指板上に音楽理論が詰まっとるって気づいて興奮しとる。
こんな小さい楽器に全て(と言っていいぐらい)の音楽理論が詰まっとるってなんかすげーわ。
ますますギター(ウクレレ)が好きになった。
ワシはバンドを20年以上やっとるけど音楽理論は一切知らずにここまでやってきた。
そんで去年の秋、43歳になった直後に思うことあって突然音楽理論を勉強し始めた。
そんなワシがもし子供の頃からピアノをやったり音楽理論を勉強しとったら、今みたいな唄は絶対に唄えとらんと思う。
だで、正直、音楽理論なんか必要ないと今でも思っとる。
でも酒の肴として音楽理論ってかなりオモロイんよな(笑)
サッポロラガー赤星がなぜ美味いんかを熱く語るみたいな感覚(笑)
そんなゴリラがどう音楽理論を理解して実践していくのかをシリーズ化していつか出版したい(笑)
出版社のみなさん、どうっすか?
追記
まさかこんなに音楽理論系の本を出版できるとは!(笑)