イベントって主催者の不手際も怖いけど自然発生的なトラブルもあるで怖い。

ある特定の閉鎖的なシーンやら、全然面識のない企業のパーティーやら、町のお祭りやら、保育園やら、、、ライブシーン以外でもいろんな環境で唄う仕事をしとるもんで普通のバンドマンよりはかなりタフだと思うけど、それでも怖い(笑)


全然ライブなんか必要とされとらん状況でステージに立った経験も何度もある。
震災直後に避難所で唄わせてもらったことは本当にありがたく思っとるけど、今でも思い出すと震えるぐらい究極な状況でのライブだったと思う。


祭りみたいに遠くても声が届く範囲に人が居れば何とか盛り上げられるけど、会場がいくつもある同時多発的イベントだと焼け野原みたいに人が全くおらん時もある。

同じ時間に何個もライブがあるって残酷。

ワシはある層にだけは名前が通っとるらしく、売れっ子と勘違いされて人気者と同じ時間に組まれることも少なくない。

マキシマムザホルモンの裏番組とかホント勘弁してほしい(笑)

幸い、自分のライブでそこまで焼け野原になった経験はないけど、先月の福島の同時多発イベントではセッティング中までは焼け野原だったもんでドキドキした(笑)


あと、話の趣旨と違うかもしれんけど、出番が終わったらイベント終了まで待たずに堂々と帰ってく出演者もどうかと思う。

出番直前で気合いを高めとる出演者がおる楽屋で「じゃーお疲れ!」とか言って堂々と帰ってくバンドマンとは二度と共演したくないって思う。

オールナイトイベントで終電ギリとかダブルヘッダーとかそのあとバイトがあるとかでしょうがない時もあるかもしれんけど、せめて出番前の人間とイベントに対する愛としてこっそり帰るとかの配慮は必要だら?

堂々と帰れるってことはライブを大事にしとらん証拠だと思う。


前に、メンバーが何十人もおって狭い会場がいっぱいになってお客さんが入りきれんかった会場で、一人出番待ちをしとったら、その大勢の出演者が別会場のライブのため出番直後に移動、、、みたいなケースを経験したことがある。

あと30分でその会場もフィナーレを迎えるのに、、、その直前で人が激減、、、

仕方ないことだけど、切なかった(笑)

もちろん残ってくれたお客さんやスタッフさんに対して全力でぶつかって大トリとして最高のライブができたと思っとるけどね。


泉谷さんのこのブログを読んでイベントに対して思うことがあって長文になっちゃった。

ただでさえ自分が出るイベントを企画することが多い上に、最近は池袋にある鈴ん小屋(りんごや)って土禁の変わったライブハウスのプロデューサーとして自分が出んイベントも制作するようになったもんで特に。

とにかくイベント主催者は出演者が切ない思いをせず、気分良くライブをやってもらえるように最大限の努力をせんといかんのん。

もちろん出る側としても最高のイベントになるように最大限の努力をせんとね。


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昨日は父ちゃんの故郷で父ちゃんと一緒にステージに立てんくてパン粉も切なかったみたい(笑)