バンドなんか無力だ。

震災から丸2年、ずっとモヤモヤしとった。
震災直後の3月から、今まで経験したことがないぐらいギリギリな場面で唄わせてもらってきたもんで、震災前とは音楽に対する価値観がガラッと変わったんだと思う。

バンドって電気がないと何も出来ん。
電気が使えたとしても、ドラムセットとかアンプとかマイクがないと何も出来ん。

この2年間、数えきれんぐらい東北で唄わせてもらってきたけど、頼れるのは誰よりもデッカい声と、どんな伴奏楽器よりも小さいウクレレだった。

実際、野外フェスとかヒップホップ系のイベントからは、バンドよりもお手軽で威力抜群なウクレレ大使ばかりにオファーが集まっちゃっとる。

ウクレレ1本でこんなハードコアなライブが出来る人間は世界広しと言えどもそうは居らんから当然と言えば当然だけど。


この混乱の時代、自分の中でバンドというものの存在価値を見いだせん状態が続いとった。

普通のボーカリストにはない、一人ぼっちでもバンドの圧に対抗できちゃう特殊能力にも困ったもんだ(笑)




先週末、一生もんのツレであり、盟友でもあるノリ(ex.GQ-06)の生誕40周年イベントに参加した。

懐かしい仲間が集まる同窓会イベントをガッツり楽しんで、大トリのGQ-06の前にウクレレ1本で唄ったんけど、感情が爆発。

懐かしい仲間がバンドを純粋に楽しんどる姿を見てふと思ったんよな。

バンドなんか無力でいいんだってね。

ワシにとってバンドは“最高の遊び”だって事を思い出させてくれたよ。


ノリが歌う複数のバンドを見て、改めてワシとは真逆なバンドマンなんだって実感した。
あいつはプロデューサー的気質だでバンドの音楽性を自分の思うように細かく調整出来るけど、ワシは一切出来んし、やる気もない。

ワシがバンドで出来る事は、ドバッと唄ってバンドと真っ向勝負することだけ。

でもワシが今唄いたい唄と、バンドが今やりたい音がマッチした瞬間、最強のバンドになる。

ハンサム兄弟ってそんなシンプルな生き物だって思い出したわ。


今週末、花団の最後の団子フェスに2デイズともハンサム兄弟で参戦!

30日(土)は八王子マッチボックスで18時から!

31日(日)は八王子リップスで17時40分から!

30日はこの雪どけな季節ならではの懐かしい曲もやるし、
31日は花団との日々を象徴する曲中心でやるもんで、どっちも来てくれい!




ハンサム兄弟のサクラとはまた違うウクレレ大使バージョン。

判治大介濃度100%!(笑)