化学調味料とか旨味調味料の話題ってイマサラな感じだし、旨けりゃどーでもいいんけど、一応らーめん屋の店主としての考えを書かせてもらうよ。

とりあえず先に結論を言っとくと、味音azitoのらーめん、つけ麺には化学調味料や旨味エキス的なモノは一切使っとらんよ。

これは別にカッコつけて無化調にこだわっとる訳じゃなくて、単純に化学調味料の味が好きじゃないだけなんよね。

例えばちゃんとしたお蕎麦屋さんとか料理屋さんって無化調が当たり前じゃん。

ってことは、化学調味料なんか使わんくても日本人が好きな旨味は十分出せるってことだと思うんよ。

むしろ化学調味料を“下手に”使っちゃうと自然な旨味とは違う独特な濃い味になって好きじゃないんよな。

化学調味料が体に悪いとかいう話も、実はあんま気にしとらんくて、体に悪いかもしれんのなら使わん方が安心じゃんってぐらいの感覚。

とにかく単純に化学調味料“そのものの味”が好きじゃないってだけの話。


化学調味料を使っとるラーメン屋でも好きな店は沢山あるけど、その店は使い方が上手いんよな。

化学調味料のアノ味を表に出さずに陰で味を支えとるってイメージ。

ワシはラーメン屋を始めたばっかのヒヨッコだで、まだ化学調味料を上手く使いこなす腕がない(笑)


まあ、今のところ自分の作りたいラーメンには化学調味料の必要性を全く感じとらんから使わんってだけの話。


化学調味料って日本の会社が開発したと思うんけど、中華街でゴソッと使われとるイメージってない?

中華=化学調味料みたいな(笑)

昔テレビでよく見た周さんのイメージだけかもしれんけど(笑)

だで日本のラーメン屋さんも化学調味料を使うのが普通だったんかもね。

ラーメン屋の多くは中華料理屋の延長だもんな。

でも、味音azitoのらーめんは中国の麺が発展した中華そばとか支那そばの流れじゃなくて、日本のお蕎麦とかうどん文化を進化させたもんだと思っとるんよ。

だで中華そばという呼び方はしたくないんよね。

本当なら“日本そば”って呼びたいぐらいだけど、伝統的なお蕎麦と間違われそうだで困っとる(笑)

大和そば、日本麺、ニッポンソバ、ニッポン麺、、、

あえて英語でカッコつけて呼び名をつけるなら

Japanese Soul Noodle!?(笑)


大和魂ヌードルとかニッポンヌードルも悪くないか?

食うと笑顔になる麺と和のらーめんをかけて、わらう麺(和らう麺)もいいかも。

まあ、とりあえず、せめて平仮名で「らーめん」ってことで。(笑)




麻雀は中国が発祥だけど、日本の麻雀と中国の麻雀って全く別モンなんよ。

中国の麻雀には日本の麻雀にあるコクとかロマンがないんよね。

それと何か似とるかも。


なんか中国を否定しとるみたいになっちゃったけど、そんなつもりじゃないので誤解せんどいてやー。


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味音azitoの一押し「三河たまりらーめん」

愛知県では普通によく使われる大豆が濃い醤油「たまり醤油」をふんだんに使った看板メニューで独特な甘みとコクがクセになるはず!?

普通の醤油って大豆と小麦を半々で作るらしいんけど、たまり醤油はほぼ100%大豆で作る醤油なんよ。

愛知の八丁味噌もそうだけど、愛知人は大豆が好きなんかも。

そーいえば、ワシが会長やっとる映像会社も「株式会社ソイビーンズ&ライス」って社名なんよ(笑)

たまりは大豆の旨味が濃いもんで、お刺身とか蒲焼とか煮物に使うとど旨いんよな。

麺もあえて日本の蕎麦みたいな食感にしとるもんでオモロイと思うんけどなあ。

味音azitoのらーめんは昔懐かしいザ・ラーメンな感じもするけど、実は他ではなかなか食えん個性的な“らーめん”だもんで是非一度食べにおいでやー!

ワシが店に居る時だったらサービスするで店に入ったらまず真っ先にハンサムさんって声かけて。(笑)

会計の時に言われるといろいろ恥ずかしいんよ。


西麻布 味音azito(らーめんライブ酒場)
港区西麻布4-4-12
03-3406-5406

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我が家のたまりはコイツ!
イチビキの超特選おさしみ溜。
この会社の社長さんには小さい頃よく可愛がってもらったんよな。

東京では本物のタマリはなかなか手に入らんもんで大変なんよ。

タマリはあっても純粋なタマリじゃなく原材料にアミノ酸等って表示があるいわゆる化学調味料入りのばっかだで困るんよな。