ブロンプトンM1R。
シングルスピードなのにリアキャリア付きのツーリング仕様。
そしてBike Friday Speeding tikit。
走りに関してはロードバイクにもついて行けるぐらいのポテンシャルを持つ走り屋専用小径折り畳み自転車。
Bromptonとtikitは同じタイヤだでライバルと思われがちだけど、両方に乗ってみると全然違うベクトルの自転車なんよ。
ざっくり言えばtikitはロードバイク。
今はバーハンドルに替えたけど元々はロードバイクと同じドロップハンドルだった。(ブロンプトンが来た事によってまたドロップに戻す予定)
小径でストイックに走りを追求するならtikitが最強。
走りそのものを楽しみたい人に向いとるバイク。
例えば
tikitをクルマや電車で山の麓に持ってって、そこからtikitで山頂までストイックにヒルクライムを楽しんで、山頂からは爽快なダウンヒルを楽しんで帰る。
そんな遊び方には最適。
かたやブロンプトンは旅のお供バイク。
走りそのものを追求するんじゃなく、遠くの街まで電車や飛行機で連れてって知らない街をのんびり走りながら冒険するためのバイク。
でも走りがダメってことは全くなく、独特の滑らかな走りによって気づけば普通に30キロぐらいスピードが出ちゃっとってびっくりしたり、
ウクレレ積んで知らない街をブラブラしとったら実は気づかんうちに50キロぐらい離れた街に居った!
みたいなバイク。
The Bromptonとtikitの折り畳みサイズを比較してみよう。
右がBromptonで左がtikit。
高さはほぼ一緒だけど幅はtikitが1.5倍ぐらいでかい。
手前がtikitで奥がBrompton。
左がBromptonで右がtikit。
長さもだいぶ違うけど、輪行時に一番の違いを感じるのが厚み。
この少しの厚みの差が、電車やエスカレーターに乗る時にビックリするぐらい大きいんよね。
Bromptonは普通に脇を締めて腕を真下に下ろして体に密着した位置でサドルを持って歩けるけど、tikitは持ち手までの距離があるもんで脇が開いて体から離して持たんといかんから疲れるんよ。
ワシでもシンドイってことは女子にはまず無理ってことじゃん。
tikitは「頑張れば輪行も出来る」って自転車なんけど、
Bromptonは「輪行も出来る」ってレベルじゃなくて、積極的に「輪行したい」って思っちゃう自転車なんよ。
昨日はビバッチェの堤のお見舞いに小田急線沿いにある病院に行ったんけど、夕方6時台というラッシュ時でも各停なら問題なく乗れたよ。
京王線沿いに住んどるもんで、家からBromptonで小田急線まで走って、折り畳んで電車に乗せて多摩川を越えて病院へ。
そんなことが気軽に出来ちゃう。
足の間に挟めば多少の混雑でもそんなに迷惑にもならんだよ。
ここにも厚みの差が出るんよね。
ちなみにフロントバッグをつけたまま折り畳めて足の間に挟めるってのも便利。
仙台まで新幹線で行って、石巻までの50キロをブロンプトンにウクレレ積んで走ってったら最高だのん。
もちろん走って行く方もハッピーだけど、迎えてくれる人にとっても
「なんかデッカい人がちっこいチャリンコでウクレレ持って来たぞ!」
なんてハッピーな気分になってくれると思うしね。