ブロンプトンってホント不思議な乗り物だよ。
巷では「折り畳んだ時のサイズは小さ目だけど走行性能はイマイチ」とか言われるレベルの自転車にすぎないんけど、実際に乗ってみるとポテンシャルの高さにビビるわ。
サポートしてもらっとるとか関係なく、ワシは本気で気に入ったもんしか人にすすめん主義だもんで信頼してくれい！
評価の高い折り畳みシステムに関しては、完成度が圧倒的に高過ぎて他の折り畳み自転車から「折り畳み」という言葉を剥奪したいぐらい孤高の領域だし、
走りに関しても実際に乗ってみると全然いいんよ。
ロードバイクみたいにただ走る事だけに集中してストイックにペダルを回し続けるような乗り方には向いとらんけど、街を冒険しながらのんびり走ったつもりでも目的地に意外なほど早く着いちゃう不思議な乗り物。
フロントキャリアシステムが優れとるので重い荷物を積んで50キロぐらい走りまわっても全然疲れが残らんのも不思議。
乗車姿勢がママチャリに近いもんで、ロードバイク乗りには違和感があったり、少ししか試乗しとらん人にはブロンプトンの独特な魅力は伝わりにくいんかもね。
サイズ的にはロングテールバイクと正反対な自転車なんけど、実は何か凄く近いモノを感じとる。
本来は大量の荷物を運ぶためのロングテールバイクなんけど、荷物が少ない時でもついついロングテールバイクに乗っちゃうんよ。
ロードバイク的な自転車に乗ればもっと速くて楽に移動できるはずなんけど、不思議と選ぶのはビッグダミー。
ビッグダミーは重いしスピードも遅いけど、結局トータルで見ると楽チンで安心なんよね。
そして何よりも、どハッピーなんよ。
ワシにとっての自転車は旅とか冒険の相棒で生活必需品ってだけじゃなく、仕事のパートナーでもあるもんで、単純に速いとか軽いとかじゃなくそいつを愛せるかが重要なんよ。
家から目的地まで自転車だけで行くならビッグダミー、電車や飛行機も組み合わせて旅するならブロンプトン。
正直この２台があれば全国どこでもクルマを使わずに唄いに行ける。
で、ビックリなのがワシが愛した2人の愛人、ブロンプトンとビッグダミーの相性の良さ。
この写真の意味、分かる？（笑）
アップにしてもごちゃごちゃで何が何だか分かりにくいけど、ビッグダミーの荷台（ワイドローダー）にブロンプトンがピッタリ収まっちゃうんよ。
専用設計？って勘違いしちゃうぐらいのジャストフィットで自分でもビックリ。
横の飛び出しもほとんどゼロで重心も低いもんでほとんど重さも感じず驚きの安定感なんよ。
自転車に自転車乗せてどーすんの？
って思うかもしれんけど、実はこれが出来るとすげー便利なんよね。
例えば昨日、自転車屋さんに点検修理に出しとったビッグダミーを引き取りにブロンプトンでお店に行って帰りはビッグダミーに積んで帰れたり、
仕事帰りにライブ会場で合流する嫁のためにブロンプトンを積んで行っとけば帰りに一緒にのんびりポタリングしながら帰れて夫婦円満！（笑）
な？すげー便利だら？
それとブロンプトンは無理なく数十キロ走れる自転車なのに、気軽に輪行もできちゃう唯一の自転車だと思う。
朝一で京都まで新幹線でBromptonを持ってって、日が暮れるまでお寺巡りして日帰りで東京戻りとか、
仙台でソロライブが入れば新幹線で仙台までBromptonを連れていって、ライブをした翌日の朝からブロンプトンで七ヶ浜や石巻まで走ってウクレレ大使の活動やって夜の新幹線で東京に戻ったり。
なんて夢も広がっちゃうら？
よく自転車が欲しいって相談を受けるんけど、ブロンプトンはマジでオススメだよ。
ロードバイクで“走り”を追求したいんじゃなくて、街乗り中心なら断然オススメ。
ライブとかに乗ってって飲んだら折り畳んで電車とかタクシーで帰ればいいって便利だら？