何せ、初めての海外旅行の時に買ったスーツケースが、20年経っても使えるほど丈夫で、しかも二昔前の代物だから重かった。
あとは・・・
そうだ、ドイツ語だ。
大学の第二外国語で習ってたじゃないの、あたし。
と、いそいそと昔の教科書とノートを出してきた。
大好きだったドイツ語。
英語は嫌いだったけど、ドイツ語は没頭した。
しかし、それから30年、一単語たりとも口にすることはなかった。
ものの見事に文法を忘れている。
教科書は何が書いてあるかわかるけど、それを使って会話などできるわけもない。
付け焼き刃でも外国の先生に個人レッスンを受けて、買い物と電車の乗り降りぐらいはできるようになっておかねば。
一時間単位で教えてもらえる先生を探すサイトがある。
言語検索
先生に会う地域
など検索条件を入れると、登録している先生のリストをみることができる。
その中から、5人までコンタクトしたい人を選び、その紹介サイトへお金を払ってアドレスを教えてもらう。
一人につき一度トライアルをお願いできる。
トライアルが有料か無料かは先生次第。
会って一度授業を受けてみて、その中から一人に絞ってレッスンをお願いする。
という仕組みだ。
登録している先生は、日本に暮らす外国人やワーキングホリデーで日本滞在中の方、帰国子女の日本人など様々。
そのサイトで、ドイツからワーホリで来日している先生を決めて、毎週日曜に都内のカフェで1時間か2時間のレッスン。
初日、先生は教科書の古さに驚く。
先生が生まれた年の発行だった!
昭和だよ。
そりゃそうだ。
平成になったのは社会人1年生だったもの。
言葉は生き物。
既に使わなくなっている単語も載っていると、しげしげと教科書を眺められた。
そんなこんなで、無理やり覚えました。
何かを買うときと、タクシーで行き先を告げる方法。
準備万端!
いよいよコースが始まります!
つづく


