今夏の函館開催も最終週を迎え、ご当地重賞が土、日それぞれ施行されます。

先週末は函館を堪能でき、よい夏競馬前半戦でしたが、函館ではなく小倉で稼いだ形なので、最終週は馬券で函館を攻略したいものです。


ここでは2歳世代最初の重賞、函館2歳Sを予習します。


まずは過去のデータから。


☆早生まれの馬が有利。ただし4月生まれが最も勝率が高いので、早いほど良いわけではない。


☆関西馬が過去10年[9.6.5.47]と、かなり東西の格差あり。


☆6枠、8枠が各3勝と優秀。ただし穴は内枠から出ている。


☆中1〜4週組がほとんど。連闘組はふるわず。


☆勝ち上がり時、後続につけた差は大きいほどいい。


☆新馬戦2着→未勝利勝ち、は過去3勝の黄金パターン。


次に、今季の函館芝1200のデータをチェック。


★1番人気が馬券圏内を外したのは過去10レース中1回のみ。


★ディープ系種牡馬◎。複数回馬券に絡んでいるのはミッキーアイル産駒が最多。他にはキタサンブラック、ニューイヤーズデイ。


★有利な脚質は展開による。


これらを踏まえつつ、今回の登録メンバーから、注目馬を挙げておきます。


サトノカルナバル

→東京芝1400の新馬戦で楽に抜け出して1.1秒差圧勝。上記で挙がったキタサンブラック産駒。ノーザン&里見オーナー&堀厩舎の陣営がここに遠征してくるということは、明らかにひとつ重賞を貰いに来ているということ。

さすがに人気でも押さえざるを得ない存在。佐々木大輔騎手の初重賞なるか。


チギリ

→新馬2着〜未勝利勝ちの黄金パターン。

未勝利戦では後続に0.3差をつけて勝利。横山武史騎手が別の馬に乗りそうで、鞍上が誰になるかはポイント。ニューイヤーズデイ産駒が強い舞台で、同じフォーティナイナー系レッドファルクス産駒なのも穴の魅力。


ヒデノブルースカイ

→新馬戦1番人気で0.3差勝ちは素質馬としてマークできるライン。今回のメンバーには他にもそのラインをクリアしている該当馬はいるが、逃げ争いを制して押し切った内容は良かったし、距離延長なぶん、今回も先行争いではリードできそう。

前への意識が高い高杉騎手も◎。


他にも面白そうな馬はちらほら。一筋縄では行かない予感です。

枠順と騎手が決まったら、改めてフラットな視点でメンバーを見直そうと思います。


余裕があれば、平日のうちに函館記念の展望もしたいところですが、連休前でバタバタはしており、どうなりますか。