3歳限定のスプリント重賞。
重賞になったのが2018年、G3に格付けされたのが2022年と「若い」重賞レースです。
短距離路線の拡充をはかるために重賞に格上げされたこのレース。
絶対王者ロードカナロア引退後は、香港勢あたりに水をあけられている感のあるJRAの短距離馬たち。
ニューヒーロー(ヒロイン)の誕生が待たれるところです。
ちなみに賀茂神社で葵祭が行われるのが5月15日。
季節感というか、風情のあるレース名で個人的には好きですね。
中京で施行された2回を含む、重賞としての過去6年のデータをもとに見ていきましょう。
★波乱の目も
過去6年で[3.0.1.2]の1番人気はさすがの成績ですが、1番人気が勝たなかった年に1着だった馬の人気は、4番人気、9番人気、13番人気と配当的には夢のあるレース。
前大敗組の巻き返しも十分にあり、前走10着以下だった馬の複勝率は前走1着馬にせまる高さ。
想定1番人気はフィリーズレビュー勝ち馬で桜花賞は5着のエトヴプレですか。牝馬が強いレース、順当なところではあります。
★先行してきた馬
過去6年、勝ったのはすべて「前走4角3番手以内だった馬」。
基本的には「前か内」で決まるレースなので、先行力は大事。
★プリンスリーギフト
血統的にはプリンスリーギフト持ちが強いです。
パッと見た感じだと、
エリカカリーナ(母父サクラバクシンオー)
クリスアーサー(父ビッグアーサー)
モズトキキ(父グランプリボス)
あたりが該当しますね。
★桜花賞組&前走OP5着以内
臨戦過程はこのいずれかからが強いです。
エトヴプレ→桜花賞9人5着
シカゴスティング→桜花賞17人12着
アスクワンタイム→橘S8人4着
ガロンヌ→橘S3人1着
ジョーローリット→橘S9人5着
スピリットガイド→マーガレットS7人3着
ナナオ→マーガレットS2人1着
ピューロマジック→マーガレットS3人2着
なるほど、傾向で見ると、好走する組は絞られてくるわけですね。
波乱の目もある、と述べましたが、前走10着以下からの馬が複勝率2割持ってるんですよね。
となると、前走ファルコンS10人12着、さすがに人気のないであろうクリスアーサーあたり、血統面だけで拾う価値はありそうに思えます。
この馬が内枠を引いたりしたら、ちょっと狙ってみたくなります。
他にも穴馬候補はいそうですので、馬柱を吟味して、美味しい馬を探ろうと思います。