土曜は東京芝1400で、名物重賞とも言うべき京王杯SCが施行されます。
優勝馬には安田記念の優先出走権が与えられる前哨戦ですが、スプリンターとマイラーとのせめぎ合いが楽しめるレースです。
登録は16頭。
非根幹距離なので、今回はまず血統面からチェックしていきましょう。
いつもJRA公式アプリのデータからの流用だと、自分用のメモとしてはいいですが、そっち見りゃいいやん、ということになっちゃいますし。
★過去3年の種牡馬成績
東京芝1400コースの、過去3年の種牡馬成績ベスト5は以下。
1.ロードカナロア
2.エピファネイア
3.イスラボニータ
4.リオンディーズ
5.ディープインパクト
ロードカナロア産駒はスプリンターの印象ですが、エーピーインディ系やストームバード系の種牡馬ではなくサンデー系が強いのは、さすが直線の長い東京という印象です。
★近10走で好走している血統
「スマート出馬表」で今年の2/10(土)東京5Rから先週5/5(日)東京7Rまで、この芝1400で行われたレースの3着以内馬30頭の3代までの血統構成が見られます。
・近10レースで、産駒が複数回馬券に絡んでいる種牡馬
イスラボニータ(2頭のべ3回)
シルバーステート(2頭)
ロードカナロア(2頭)
リアルスティール(1頭のべ2回)
・系統別産駒成績上位
ディープ系(6回)
短距離型サンデー系(5回)
キングマンボ系(4回)
ストームバード系(3回)
あとは、「母父ロベルト系」と「グレイソヴリン持ち」の馬が目立ちました。
★このレースの好走血統
netkeibaの望田さんのコラムで、この京王杯SCの好走血統を確かめます。
・ディープの孫が3連勝中
・ロードカナロア産駒◎、カナロア✕ディープ特注
先のコース別のデータとも合致するので納得の傾向ですが、より具体的に狙いを絞れますね。
まずは上記の傾向を踏まえて、血統のみの観点から、注目すべき馬を挙げるならこの馬です。
リュミエールノワル(牡5)
レッドモンレーヴ(牡5)
この2頭、ともに父ロードカナロア、母父ディープインパクトの特注血統。母母父はトニービン。
今回紹介した好走傾向にマッチする要素を詰め込んだような血統構成です。
おっとここまで本当に血統しか見ずに書いて来ましたが、いま改めて馬のプロフィールを見たら、レッドモンレーヴ、昨年のこのレースの勝ち馬じゃないですか。そりゃ傾向ドンピシャですね(笑)
リュミエールノワルは1勝クラスに2年弱、8戦とどまっていて、近3戦で3連勝してOP入りした上がり馬。
ダートまで使われて適性を見つけるのに難航し、の1400を試したところ適性があると分かって1400で連勝、まさにここが競走馬人生(馬生?)のハイライトですね!
まずはこの2頭、想定人気もいずれも4、5番人気想定で狙いごろなポジションなので、注目しておきます。
長くなったので、血統以外の過去の好走データはもう一本別の記事としてアップします。
今週は京都ハイジャンプもありますが平地重賞は2つなので、掘り下げていきましょう。