NHKマイルの翌週はヴィクトリアマイル。

府中のマイル戦が続きますが、今週からBコース替わりです。

2強が強さを見せた前週、今週は果たして。


登録頭数は15頭。フルゲート割れはちょっと寂しいですが、メンバーレベルが心許ない今回みたいな時のほうが案外荒れたりするので、しっかり予習しておきましょう。


★前走勝ち馬が不振!

前走1着馬は近10年で[0.3.0.36]。前走の着順が人気に直結する傾向にあるいまの競馬では珍しい傾向かと。

前走掲示板にいた馬が多く馬券になっていますが、勝ち馬については、前走6着以下だった馬が6勝しているので、前走着順は気にしておきたいところ。


モレイラ騎乗のマスクトディーヴァ(牝4)、パッとメンバーを眺めたときに普通にこの馬がいいのかな、と思ったのですが、前走1着なんですよね。えーこの馬飛ぶってあるのかな? 


★ルメール、戸崎

過去10年のこのレースでのルメール騎手の成績[3.1.1.3]

戸崎騎手が[3.0.2.4]

この二人の成績が抜けて良いです。

ルメール騎手はフィアスプライド(牝6)、戸崎騎手がライラック(牝5)に騎乗予定。彼女らはマークしておいたほうが良さそうです。


★キャリア15戦以内、G1好走歴

近年により顕著になってきた傾向としてJRA公式アプリで紹介されているのが、この二つの要素。

キャリア15戦未満で、この1年の間に芝2200未満のG1で連対経験アリ、両方満たす馬をピックアップしておきましょう。


ウンブライル(牝4)

ナミュール(牝5)

マスクトディーヴァ(牝4)


まあ伸びてきた4歳牝馬vsナミュール、という構図は大方言われている通り。


ハーパー(牝4)も、と思ったら連対したG1は2400のオークスで、秋華賞とエリ女は3着なので、微妙に満たしていませんでした。


★サンデー+ミスプロ+スペシャル血統

先週はNHKマイル以外の重賞について、netkeibaのコラムをお休みしていた望田さん、どうしたのかな、と心配しましたが今週はちゃんとアップされていて良かった。


スペシャル血統というのは、「競馬オタク」坂上明大さんの動画とかで聞きますね、いわゆるヌレサド、ヌレイエフやサドラーズウェルズの系統です。

過去7年の勝ち馬のうち6頭が、上記3つの血統を併せ持つ馬なのだそうです。

今年の登録馬でどれがそうか、を書いてくれているのはありがたい。


コンクシェル(牝4)

サウンドビバーチェ(牝5)

スタニングローズ(牝5)

ドゥアイズ(牝4)

フィアスプライド(牝6)

マスクトディーヴァ(牝4)

ライラック(牝5)

ルージュリナージュ(牝5)


8頭。半数も絞れておらず、彼女らのうちどれかが勝ちます、と言われてもまあ、そうですか、という感じですが、実はナミュールは含まれていません。


こうしてみると、文句なく全ての面でこの馬が当てはまる、という馬はおらず、どのデータ、どの要素を重視するかによって狙い方が変化する、予想し甲斐のあるレースですね。そうでなくては面白くない。


今のところの気持ちとしては、何だかんだ重視すべきは、騎手じゃないかな、とも思います。

腕の差、というよりは陣営の思惑という面も含めて。


穴馬は血統から探すのが良さそうです。最後の項目に該当する馬が候補になってくるでしょうか。


牝馬戦なので、状態面もチェックしたいところ。

そして最初に述べたようにBコース替わりですので、それによるトラックバイアスの変化、そして枠順による並びの想定、もろもろ加味しながら、納得のいく予想をしたいと思います。