日本時間で5/5日曜の朝8時ちょい前、7:57発走で、アメリカのチャーチルダウンズ競馬場で、ケンタッキーダービーが施行されます。
NHKマイルCデーの朝から資金を削りにくるレースですね(←相変わらず考え方がネガティブ)
日本でも馬券が買えるということで、このレースの概要を予習しておきます。
【チャーチルダウンズ12R ケンタッキーダービー】ダ2000
★圧倒的な歴史と伝統を誇るレース
アメリカの3歳の三冠レースの初戦にして、最強決定戦ともいえるこのレース。
賞金額も他のプリークネスS(賞金総額150万US$)、ベルモントS(同200万US$)よりも抜きん出た総額500万US$(今年200万US$増えてこの額に)となっています。
歴史も重ねに重ねてなんと今年が第150回!
競馬の枠に留まらない知名度を誇るレースで、
“The most exciting two minutes in sports(あらゆるスポーツの中で最もエキサイティングな2分間)” と称されている、そうです(JRA公式アプリからの受け売り)。
歴代の優勝馬も、当然ながら三冠馬を含め錚々たるメンバーですが、1989年にはサンデーサイレンスがこのレースを制しています。
日本競馬史の中心に長らく君臨し、現代の血脈の本流を築いた圧倒的な存在ですね。
日本馬の参戦は1995年のスキーキャプテンが先駆けとなり(14着)、これまで6頭が出走しています。
2019年のマスターフェンサー、昨年のデルマソトガケの6着が過去最高成績となっています。
舞台となるチャーチルダウンズ競馬場、ダート2000メートルのコースですが、綺麗な楕円形のコースで、日本の場でいえば、中京ダート1900が近いイメージかな、と思います。
★日本馬
今年このレースに、2頭の日本馬が出走します。
彼らについて観ておきましょう。
テーオーパスワード(牡3)
→年明け1月、京都ダ1800の新馬戦を2番人気で勝利。
次戦は中山ダ1800のOP伏竜Sへ。ここも7番人気ながら逃げ先行有利の馬場を味方につけ、鮫島カッちゃんを背に逃げ切り勝ち。2連勝ののち伝統の一戦への遠征を決め、快挙に挑みます。
鞍上は現在カナダを拠点に活躍、彼の国で三年連続リーディングを獲得している木村和士。JRAだと若手成長株筆頭ともいえる西村淳也騎手の同期組だったんですね。
フォーエバーヤング(牡3)
→京都ダ1800の新馬戦を2番人気で制したのは奇しくもテーオーパスワードと一緒。
そこから門別でJBC2歳優駿(G3)、川崎の全日本2歳優駿(G1)と制し、世代のトップ的存在に。
さらにサウジダービー(G3)、UAEダービー(G2)と連戦しいずれも勝利。堂々とした実績を引っ提げ、史上初の快挙に挑みます。
こちらはデビューから一貫して騎乗している坂井瑠星騎手が今回も騎乗。順調に経験を積み、王道を駆け上がってトップジョッキーの仲間入りしようとしている瑠星、頼もしさすら感じますね。
米国馬については、いつも購入する「日刊競馬」の一角にコーナーが設けられていると思うので、それを参考にしようと思います。
ここでは中心的存在と思われる2頭を紹介。
前走のフロリダダービーを史上最大の13馬身差で圧勝したフィアースネスが想定1番人気。
5戦3勝で交互質に見えるので、今回は敗ける番? 2、3着付けしてみたくなります。
1番人気を争う存在が、デビューして4戦、1、2、1、1着でG2→G1と連勝のシエラレオーネ。
フォーエバーヤングのいとこ(母の母が同じ)。差して勝ってきた馬なので展開が向くかどうかもポイントになりそうです。コース形態を考えると大丈夫そう。
他にも気になる馬はいますね。
シエラレオーネに唯一土を付けているドーノックは前走シエラレオーネが勝ったG1ブルーグラスSでは4着。
など、それぞれのここまでの対戦成績なんかもチェックして、予想を楽しもうと思います。
日本だとおそらくフォーエバーヤングがダントツに売れるでしょう。こちらはnetkeibaなどで想定オッズを確認できます。
単勝1倍台とかになるのかな?
確かにフォーエバーヤングは「ケンタッキーダービーを獲りに来た」と宣言しても恥ずかしくない実績を誇りますが、昨年のデルマソトガケの6着が過去最高ということから考えても、そう甘くはないでしょう。
JRAの公式アプリのレース情報から「海外参考オッズ」という、主催者が発表している想定オッズを見ることができます。
現地の想定オッズ(いま確認した限りではフォーエバーヤングは想定5番人気)とのギャップを冷静に見極めて、馬券を組もうと思います。