桜花賞トライアル(3着以内の馬に桜花賞への優先出走権)、チューリップ賞。
2018年からG2に格上げされています。
本番と同じ舞台で行われるので、ここで活躍した馬は本番でも期待度は高いです。
☆同距離臨戦の馬が中心
前走が1500以下だった馬は過去10年で[1.2.0.24]連対率、複勝率が10%そこそこ。
距離短縮の馬は[0.0.0.13]、前走ダートの馬も[0.0.0.9]と馬券になっていません。
ということは、そうです。同距離臨戦の馬が[10.7.10.63]と明らかに中心となります。
特に前走阪神JF組は[8.1.5.11]と、半数以上が馬券になっていますが、今年はここから直行の馬はおらず。
☆前走掲示板確保はほぼ必須条件
過去10年で馬券になった30頭のうち、前走が6着以下だった馬はたったの1頭。
そして上の項との関連でいえば、「前走芝1600で5着以内」だった馬に絞ると[8.4.6.13]、複勝率は58%。
☆勝ち馬は2or3勝馬、しかし
過去10年の勝ち馬は、一度同着があるので11頭いるのですが、10頭までが2、3勝馬です。
しかし、実は3着以内に14頭と、最も多くの馬を送り込んでいるのが1勝馬なので、妙味はここにあります。
今年はそもそも2勝馬が2頭ですか。
☆父ノーザンダンサー系に注目
11頭と少ない中から3頭の勝ち馬を輩出。
今年は登録馬に1頭だけいますね。
父デクラレーションオブウォーのセキトバイースト。
四位さんとこの馬ですね、気にしておきましょう。
あとはコースの近走の血統データを見ると、父キングマンボ系、あとはキズナ産駒が目立ちます。
キズナ産駒は2勝馬ミラビリスマジックら4頭が登録。
そして父サンデー系の馬だと、母父ノーザンダンサー系の馬の好走率が抜けて良いことも覚えておきましょう。
以下は2、3歳馬を評価するときの指針。
今回のメンバーでも該当馬をチェックしておきます。
☆新馬戦から1番人気に支持され、かつ0.3秒以上の差で勝利
1頭のみでした。
ワイドラトゥール
フジワラフアームはいい馬出しますね。前走が1400からなのはデータ的に気になりますが。
ガルサブランカも新潟での新馬戦で1番人気で勝利。2着につけた差は0.2でしたが、上がり3F32.8の脚を使っており、キレが要求される馬場なら要注目です。
☆初勝利のラップ推移が加速ラップ
こちらは3頭いました。
タガノエルピーダ
ハワイアンティアレ
ブルーアイドガール
タガノエルピーダはキズナ産駒、ブルーアイドガールが母父ストームバード系なので大系統ノーザンダンサー系、とそれぞれ好走血統に当てはまります。
netkeibaの想定人気を見てみると、1番人気はタガノエルピーダ、2番人気がガルサブランカ、3番人気スティールブルー。
そうですか、ここまでデータを追ってきた限りだと、けっこう意外な並びです。
ミラビリスマジックあたりはもっと人気するかと思いましたが、中山で連勝、田辺騎手を背に阪神となると、そこまで信頼性は、という感じでしょうか。
人気勢総崩れ、というよりは、ヘンな穴馬が1頭飛び込んでくるような荒れ方をするレース。
馬場状態と枠の並びが果たしてどうなるか、楽しみに待ちましょう。