宝塚記念や有馬記念といった非根幹距離のレースにつながるケースが目立つ春先の重賞。
多くの京都が舞台の重賞レースと同様、4年振りに京都に戻って来ました。
好走馬のポイントは以下の通り。
☆今年初戦、または今年好走からの連戦
☆重賞連対経験は必須
☆クラシック好走経験のある5歳以下馬
これらを踏まえつつ、独特の距離の古馬重賞らしく、お馴染みの馬が並んでいますので、簡単に登録12頭を眺めておきましょうか。
アフリカンゴールド(牡9)
→一昨年のこのレース勝ち馬。明け9歳も、昨年は阪神大賞典で10人4着、京都大賞典で10人5着と、ハナを切れたレースではあわやの好走をしています。
今年はハナを切りたい馬もいなさそうで、国分恭介騎手の大駆けに(ちょっとだけ)期待します。
ジェットモーション(騙8)
→2021年にOP入りしてからは、ローカル小回り2000での掲示板入りがせいぜい。晩成型もいるハーツクライ産駒でもさすがに今年になっての上積みは期待薄かと思います。
キャリア4勝のうち2勝をあげた2200。これで田口貫太騎手が穴を開けたら凄いですけどね。
シュヴァリエローズ(牡6)
→年明け初戦は白富士S(6人9着)。陣営的にはここ本番と見て緩めの仕上げかも知れませんが、データ的にはそれでももう少し走っておいて欲しかったところ。
ホープフルS5着~若葉S2着から皐月賞にも出走(13人11着)しましたが、地道にキャリアを重ねてのここ。
萩S勝ちがあって京都向きかもしれませんが、頑張って掲示板までのイメージ。
ナイママ(牡8)
→門別から札幌2歳S2着を経てクラシック戦線に名乗り。柴田大知騎手でよく頑張りました。
洋芝で好走していたり、タフな馬場が向く馬。非根幹距離適性も。
とはいえ、ここでどうこう言える戦績ではなく。前走の日経新春杯(13人7着)も人気よりは走りましたが見せ場というには物足りないか。
バビット(牡7)
→未勝利から4連勝でセントライト記念を制し菊花賞に登場(3人10着)したのがキャリアのピーク。
長い休養もあり、昨年から今年にかけては連続二桁着順なのもさることながらダートの東海Sを使われたりと迷走気味。
人気薄の逃げ馬となる可能性が少しあり、アフリカンゴールドとの枠の並びがカギ。
プラダリア(牡5)
→ダービー5着馬。阪神施行の昨年のこのレースは4人3着と上がり最速の脚を見せて好走。秋には京都芝2400の京都大賞典を勝っており、京都芝により適性を見せているのは心強い。
6頭目にしてやっと戦えそうな馬が登場しましたね。
G2が持ち場な感もあり好走は必至、しかし一度使って次が勝負気配なタイプでもあり、過信はしづらいか。
プラチナトレジャー(牡6)
→デビュー2戦目で未勝利勝ち後、東スポ杯~京成杯~共同通信杯と期待されるも今一歩。
自己条件を1勝クラス2戦、2勝クラス5戦とマイペースで勝ち上がり、3勝クラスを突破するのに実に8戦を要し、昨秋東京の甲斐路S勝ちで晴れてOP入り。
いきなりのここは敷居が高いか。
ブレイヴロッカー(牡4)
→じっくり競馬を覚えて5戦目で未勝利勝ち。1勝クラスも5戦かけてじっくり。4戦目で2勝クラスを勝つと3勝クラスは連勝で勝ち上がりOP入り。
データからは格が足りていないが、距離や馬場への適性は見せており、今年のメンバーなら食いこんで来ても驚けないかも。
ドゥラメンテ産駒はこのコース好成績。
べラジオオペラ(牡4)
→ダービー4着(9番人気)から立て直して前走チャレンジCで重賞2勝目。
キャリア6戦4勝、今回の堂々の主役。
重賞2勝が内回りだったこと、ピンパーなタイプで勝ち切らなかったとき2、3着にいるのか、という点が、まあ人気馬のアラを探すなら、くらいの懸念材料。
マテンロウレオ(牡5)
→阪神での昨年このレースの2着馬。皐月賞、ダービーはいずれも2桁着順で、年明け初戦の中山金杯は3人7着。データ的にはいずれも厳しいが、重賞は1勝と2着も2回あり、今回のメンバーなら4番人気も納得。
前走は1コーナーの不利でノリさんが無理をさせなかった、とかなら、切りたいときほど怖い鞍上。
ラヴェル(牝4)
→新馬~アルテミスSと連勝し牝馬クラシック戦線へ。
牝馬3冠は11、4、11着と振るわずも、オークスの10人4着は目を引く善戦。
近走着順からは厳しいが、立て直してきて、もしこの馬場、距離への適性を見せるようならワンチャン期待したい、底を見せていない4歳馬。鞍上次第。洛陽Sよりはこっちに賭けてみて欲しい。
ルージュエヴァイユ(牝5)
→目下重賞3連続2着。非根幹距離の1800や2200で好走できており、特に前走エリ女は今回と同じ京都芝2200。今の荒れた馬場もサドラー持ちで特に心配はないか。
少頭数の中でも買える馬は限られてくる印象。
現時点では(分かりづらいかも知れませんが)馬名を太字にした馬で馬券を組むつもりですが、候補が5頭いたら外す自信はそこそこあります(笑)
適性で見たらルージュの初重賞、相手本線はプラダリア&ブレイヴで、べラジオが取りこぼしてくれないかなー、というイメージ。
あとは状態面と鞍上を見て予想します。
どう組んでも配当が付かなそうではありますが。