子どもの頃から相撲が好きで、上京してからはけっこう国技館で観戦しています。
人と一緒にマス席も経験ありですが、気楽にひとりでイス席で観るのが好きです。
競馬場も単騎で行って好きなときに帰ってくる気楽な滞在がいいですね。

両国で開催される一月、五月、九月の東京場所は毎回狙うのですが、外国の方にも人気なのと、コロナ明けということもあり、指定席がなかなか当選せず。

今場所、久しぶりにイス席が当選したので、月曜は会社をお休みして国技館に行きました。予約申し込みの際、かなりの希望を出すことができます。
土日を優先的に希望したのですが、当選したのがやっと第7候補くらいの9日目でした。


ものものしい看板。

中のホールには賜杯が飾られています。

2階イス席の前から3列目。向正面の白房の真後ろ、行司さんの左後ろからの良いアングル。

午前中はちょっと別の用事もあったので、昼過ぎに国技館入り。そのくらいの時間は上の写真くらいの客入りです。
三段目の取組が進んでいて、幕下の取組のあと、十両土俵入りが14:15。まだ地上波のテレビ放映がスタートするだいぶ前です。

行司さんもまだ格下で、足下ははだし、持ち物も軍配だけで、当然帯刀もしていません。
足袋を履き、さらに草履を履くのはもっと格上の行司さん。「立行司」と呼ばれる行司さんは、一日に一番、結びの一番しか裁かなかったりします。他の上位の行司さんも一日に捌くのは二番とか。
立行司は帯刀しますが、これは「軍配を差し違えたら腹を切る」くらいの覚悟の印でもあります。実際に立行司は軍配差し違えがあったら進退伺いを出すそうです。

入場時にもらえるその日の取組表(ウラは番付順の星取表)。朝から夕方まで150以上の取組が組まれています。それが必ず18:00には終わるのですから、いかに大相撲が興行として完成されているかが分かります。

さっそく相撲観戦の醍醐味、物言い。審判の親方達が土俵に上がって審議します。
向こうに見える、もと稀勢の里の二所ノ関親方、まだ親方としては若手なので、審議の際も一歩控えているように見えます。
この取組みは同体とみてもう一番、となり、観客が湧きました。

時間が経ち、取組も進んで十両の取組に入ります。その頃には客入りも進み、土俵上の行司さんも足袋を履いているのが分かると思います。

場内の電光掲示板に取り組み結果が表示されるのはここからです。一番右の画面には決まり手が表示されます。

このあと、15:00にNHK大相撲中継が始まりますが、そこから結びの一番まではせいぜい30番弱。一日の取組の4/5は既に終了しているのです。
競馬だとメインと最終レースのみ、まあ民放のテレビ放映だとそのくらいですか。生観戦とテレビ観戦の差は競馬も相撲も格段にあるということですね。

どちらもチャンスがあればライブで、と思う理由がそこにあります。楽しめるボリュームが全然違うので。

ちなみに国技館は相撲を観る為に特化した施設なので、2階席からでも驚くほど土俵は近く見えます。
テレビ画面で観るのと変わらないくらい。
リプレイはないので注意(笑)

実際、ずっと集中して観ているわけではなく、たまにウトウトしています。
そのくらいの緩さがまたいいんです。

いわゆる「中入り」すると、幕の内土俵入りです。

東、西の順に二回。そのあと横綱土俵入り。

照ノ富士ファンで彼が一番の目当てなので、無事に9日目まで健在で良かった。

ここからはもう残り20番ありません。
そしてここでようやく、土俵の上の「満員御礼」札がさがり始めます。

たしかにいつの間にやら観客は大入り。
月曜から大相撲は人気ですね。


2階席には空席も目立ちますが、まあ満員でいいでしょう。

霧島-正代戦でも物言いが発生。確かに「あれ?  これは霧島残したのでは?」と思いました。
木村容堂、これでは立行司になれないぞ。
(立行司と呼ばれるのは「木村庄之助」「式守伊之助」の二つの名前をもつ行司のみ)

結びの一番では無事に照ノ富士が勝ってくれました。
結びの一番では懸賞も多く、何周もします。
NHKではスポンサー名をあまり出せないので、こういう時は過去の取組成績などが流れて目立たなくしていますね。



帰宅して「照ノ富士弁当」と「国技館やきとり」をいただきました。

いやー久しぶりに大相撲を楽しんだ日でした。

あっすみません、今週も重賞二つなので暇ネタ的に、今日は大相撲の記事に終始してしまいました。

明日からまた競馬ブログに戻ります。