日曜、中山では名物重賞であるアメリカジョッキークラブカップ、AJCCが行われます。
芝2200ですが、距離の字面以上のスタミナが要求されるタフなコース。
レースとしては、適性のある馬がわかり易いこともあり、そこまで大荒れはしていませんが、1番人気の勝率は低め、と、ちょっとひねる必要がありそうです。
レース傾向のポイントを。
★G1≧G3≧G2＞＞＞OP＆条件戦組
臨戦としては重賞から、特にG1からの組が強いです。
★前走1着 or 2着以下でも0.5秒差以内
大敗からの巻き返しも例はあるので、それ以上の差で負けてきた馬も無下にできないですが、このラインを境に率はガクンと下がります。
★関東馬に関西騎手の組み合わせ
［3.2.1.4］と脅威の好走率。週アタマの鞍上想定では該当するコンビは見当たりませんが、関東馬で鞍上未定の馬が何頭かいるので、関西騎手が乗ることになったらマークしておきましょう。
★近年の勝ち馬のほとんどは前年に1800以上重賞で好走歴あり
モリアーナ(牝4)は前走秋華賞(7人5着)で、中山のG2紫苑S勝ち馬。想定1番人気も納得。
鞍上はノリさん。京成杯を勝ちましたが、彼の馬券を買うのは怖いですけどね。
次に血統面を見ていきます。
Netkeibaによると、中山芝2200は「サドラーズウェルズ」と「ステイゴールド」だそうです。
モーリス(母父カーネギーがサドラーズウェルズ系)産駒が3頭います。
アドマイヤハレー(牡6)
ホウオウリアリティ(牡6)
ラーグルフ(牡5)
エピファネイア(母母父サドラーズウェルズ)産駒のモリアーナ(牝4)もいます。
あとはショウナンバシット(牡4)が、母父サドラーズウェルズ系です。
ステイゴールド系は今回のメンバーにはいませんでした。
そして、中山非根幹距離なので、コース適性も見ておきます。
中山芝2200で馬券になった経験のある馬は以下。
アドマイヤハレー (牡6)［1.0.0.1］
サンストックトン (牡5)［0.1.0.0］
チャックネイト (騙6)［0.1.2.0］
ホウオウリアリティ (牡6)［1.0.1.1］
ボッケリーニ (牡8)［0.0.1.0］
アドマイヤとかホウオウとか、血統面でも実績面でも買えそうな馬たちが案外人気にならなそう。
今年のメンバーレベルは正直低調で、ローカルG3かな？ みたいな印象なので、それなら彼らでも勝負になってもいいのかな？ と思います。
今のところの注目馬としては、中山番長の田辺騎手が乗る予定のアドマイヤハレー、ちょっと面白そうですね。