出走馬が確定し、2024年のJRAがようやく始まる実感が湧きます。
両金杯ほか重賞の予想は枠順が大きなファクターとなりますので、それは明け土曜の記事に託し、ここでは特徴あるコースの血統傾向から、狙いたい馬にアタリをつけておきます。
まずは京都金杯&シンザン記念と、ふたつの重賞が施行される京都芝1600について。
【京都芝1600】
シンザン記念の記事で「京都芝1600(外)はイスラボニータ産駒&ステゴ産駒が抜群の成績」と紹介しました。
当レースには該当馬がいませんでしたが、京都金杯のトゥードジボン(牡5)がイスラボニータ産駒でしたね。
この馬の好走が数字を跳ね上げており、マッチポンプ的な話にも思えますが、無視できない存在です。
追える騎手ではある藤岡佑ちゃん、どの枠を引き当てますか。
1/7(日) 京都5R 3歳未勝利戦、こちらは京都芝1600ですが「内回り」なので注意。
内回りだと外枠有利、種牡馬リーディングはディープ産駒、率だとアメリカンペイトリオット産駒が[2.1.0.0]と優秀、と傾向が異なるので注意が必要です。
ドントレットゴー(牝3)がアメリカン~産駒。注目の若手が並ぶ中、正月から岩田のオッサンの激走は見たいですね、期待。
シンザン記念のあと、1/8(月)の京都最終R 4歳上2勝クラスは同じ外回り1600。
こちらにはイスラボニータ産駒ビヨンドザヴァレー(牝4)が出走します。鞍上は松山弘平騎手。人気しそうですが、三日開催のメイン後にすがることになるでしょうか。
次に、中山のほうではどのコースを見ておこうかな、と迷いましたが、ダート2400が6(土)と8(月)にあり、1200と1800が殆どを占める中で特徴的なコースなので、傾向を見てみました。
【中山ダート2400】
シニスターミニスター産駒の成績が圧倒的。
1/6(土) 6R 4歳上1勝クラスにはシニミニ産駒が2頭出走します。
ダスク(牡4) 武藤雅騎手
デリシュレーヌ(牝6) 吉田豊騎手
後者が自ら数字を引き上げるこのコースでの好走歴があり、前者は戦績も微妙ではありますが、人気しそうな吉田豊騎手よりもそこそこの武藤騎手を狙いたくなります。
また、「父or母父エーピーインディ系」「父母父グレイソヴリンorレッドゴッド」「母母父ネヴァーベンド系」と、いわゆるナスルーラの血が効くコース。
穴馬はこれらの血を持つ馬から選びましょう。
【中山芝2000】
中山金杯では「前年の有馬記念で好走した血統が走る」と言われています。
ハーツクライ産駒に注目かな、と思っていますが、この日の中山5Rも芝2000。こちらにはドゥラメンテ産駒が出てきます。
ミッキーラッキー(牡3)、R.キング騎手。
この馬がどんな走りを見せるか、注目したいです。
あとはこのレースで穴を開けた馬の血統は、金杯を買う前にチェックしておきたいですね。
うーん、他は「中山芝1200は内が復活しているはず、血統で注目はダンチヒ持ち」などありますが、京都芝は新生コースになってからは内枠絶対ではなくなってきていますし、コース傾向としてそこまで荒れていないコースや、頭数が少なくて穴を見つけづらいレースもあります。
他にこの三日開催での注目ポイントは、新顔の外国人騎手について買える/買えないの見極めでしょう。
敢えて新味を見せることに期待して、思わぬ馬の穴を演出したり、逆にオッズを吸ってくれて飛ぶケースも見られたりしそうです。
ではまず1/5(金)の仕事初めにやるべき事をしっかり片付けて、深酒し過ぎずに三日開催に臨もうと思います。
今年も皆さんグッドラック!