今週は珍しく土曜まで仕事があり、しかもその仕込みで平日もなかなか忙しいです。

ここは現実逃避の時間をうまく利用して、週末の展望をしておきましょう。
金曜はほぼ土曜の準備でつぶれ、土曜は日中仕事、その後に飲み会。
今週は日曜勝負、しかも最低限の勝負ということになりそう。

ここで展望しておくAJCCが数少ない、下手すりゃ唯一の勝負となる公算が大です。
特徴的なレースですので、しっかり狙いを絞っていきましょう。

【2016AJCC 出走登録馬メモ】
アップルジャック 牡8
得意条件で何度でも好走するアポインテッドデイ産駒の代表格。ただし中山ではなく福島専用機。いくら高齢馬の期待値が高いレースと言ってもここで買える道理がない。父ロベルト系なのでホンの少しだけは気になっていますが…。

クランモンタナ 牡7
重賞には届かないレベルまでで鮮度が切れたディープだと思います。中山も2200も適性があるわけでもなく。

サトノラーゼン 牡4
それなりに格が問われるレースなので重賞(京都新聞杯)勝ち、ダービー2着の実績は強み。同コースのセントライト記念では人気を裏切っているが、メンバー中2位の上がりは記録しており、展開次第で好走可能か。母系にロベルト持ちなのも今の傾向的にはプラス。

ショウナンバッハ 牡5
1/17(日)中山最終の芝2200戦でステゴ産駒が1~3着を独占したのを見ると押さえざるを得ない馬。JCでも上がり最速。本命候補ではあるが、出遅れがちなのと、後ろから行くタイプ故の差し届かない展開が懸念材料。

ショウナンマイティ 牡8
近年最強世代の生き残り。安田3着とはいえ、個人的にはマイラーではないと思います。安田記念以来1年半ぶりの復帰戦では、普通は手を出しづらい。ただ冬に強く、いつも一生懸命走るマンカフェ産駒。陣営の本気度次第では押さえる目もあるか。

スーパームーン 牡7
短縮好走後の延長&相手アップはしんどそうに思えるが、ディセンバーS組は好走例あり。父BT、母父サドラーはいかにもこういう特殊コースへの適性を感じさせる。決め手を欠き勝ち味に遅いタイプだが、安定して先行できるタイプではあり、印は回しておきたい一頭。

スズカデヴィアス 牡5
逃げてナンボの馬。陣営が抑える競馬を示唆するようなら切ってもいい。内目の枠を引いてしっかり逃げられるか。叩き良化型で、かつ非根幹距離の適性もありそうだが、母父サンデーだし京都ベターなタイプで、ここでは半信半疑。

ステラウインド 牡7
コーナー4回の競馬は合っており、このコースでも好走歴はある。いつ走るかわからないタイプの馬であり、アテにすべき馬ではないか。余裕があったら印を回す程度。ローカルG3までの格な気も。

ディサイファ 牡7
衰えたと見せかけて6歳時に本格化。G2までの格があるところは見せた。ディープなので中山適性は微妙なのと、根幹距離適性が強い。格と近走成績からは当然人気だろうが、ここはそういう馬が飛ぶレースではある。

フラガラッハ 牡9
昨年のこのレースも続く日経賞も人気よりは走っている。ノリさんマジックでその2戦は見せ場を作ったが、それでも掲示板止まりではあり。出遅れがちの上に、さすがにズブくなって来ており、苦戦必至か。

マイネルディーン 牡7
中山2200での勝ちあり。昨年は12番人気13着も、夏から使い詰め。今年は秋冬休んで金杯から始動。母父トニービンという血統も魅力、高齢馬が活躍するレースでもあり、穴として一考の余地はありか。

マイネルフロスト 牡5
金杯で2着に来た様に中山適性は問題なく、内枠から先行すればまず残りそう。不安があるとすれば、ギャンブル的な呼吸としては前回が買い時で、人気してしまう今回飛びつくのはどうか、という点。

マイネルメダリスト 牡8
第3のマイネル、そして第2のステゴ。適性は疑いなく、ステイヤーズSからの臨戦は昨年クリールカイザーが勝ち。完全に電池切れと思われたが、前走で久々に見せ場。ただそれでも4着止まりで、今回あれ以上は…?

ヤマニンボワラクテ セ5
なかなか勝ちきれないタイプだったが中山非根幹距離を続けて使われてようやくOP馬に。その前走は番手から押し切るなかなかに強い競馬。勢い、適性ともに十分だが、年末から続けて使われている分、疲労が心配。実は条件戦組の期待値がさほど高くないレ―スでもあり。

ライズトゥフェイム 牡6
ロブロイ産駒なのでピークがこれからの可能性も。ただ上がり最速をマークして勝てないばかりか馬券になれないことも多い、いわゆるズブい馬。母系がサドラー系なので天候が崩れたら評価は上がる。ただ戦績を額面通りにとらえればOPで頭打ちなだけかも。

ルルーシュ 牡8
失礼な言い方ですが、ロブロイ産駒って、さほど活躍してない割にたくさんいますね…。普通に中山よりは東京向きで、先週バウンスシャッセを見くびってやられた藤沢厩舎ですがやっぱり1年半ぶりで手は伸びず。

各馬のコメントで触れているところもありますが、レースのポイントとしてはだいたい以下の感じ。

☆ここ5年父サンデー系で勝ったのはダノンバラード(父ディープ)のみ
☆昇級戦組は不振
☆前有利な傾向
☆今の中山芝は父ステゴ、父か母父ロベルト
☆他に注目すべき血統はリファール、サドラー、ファルブラヴ
☆年齢が高いほうが期待値の高い珍しいレース

あとは枠順の並びを見てペースを判断し、最終的に狙いを絞り込もうと思います。