
髪の毛と第六感について
シェアが回って来たのをきっかけに、
Facebookでちょっと綴ってみたので
書き足しつつ再録します。
青字がFacebookからの再録です。
髪の毛と霊的なものとの関係性をみるのは、
古今東西の文化で山ほどある。
女の髪も男の髪も。
わざわざ旧約のサムソン(※)を持ち出す必要もない程に。
(※怪力無双だったサムソンが
髪を剃られて力を失い、
目をえぐられ盲目となり奴隷にされ
見世物にされるという話が旧約聖書にあります。)
これって髪の毛に限らないんだよね。
「毛」というものが、人間にとって霊的なものだった。
だからこそ、陰毛を弾丸避けに持ったし(※)、
シャーマンは毛皮をまとう。
(※かつて日本では女性の陰毛が
敵の弾丸を避けるお守りになると信じられていました。)
髪の毛が死んでからも伸びるというのは
どうやら都市伝説(※)らしいけど。
(※実際は皮膚を含め人体が収縮するのに対し、
髪は縮まないので伸びたように見えるそうです。)
なんにしろ、
髪の毛ってある程度長くなると、
伸ばしっぱなしのが楽だったりする。
短く切るより、まとるほうが手間がなかったり。
昔の人もそうだったんだろうなーと思う。

毛の話の続き。
毛を霊的なものと強い関係があるとする文化がある。
そしてそれらは案外身近な所で生きている。
例えば、アニメや漫画で霊力が強いというキャラクターは、
髪が長い女性が描かれる事が多いし、
映画貞子もその呪力の高さは乱れた長い髪によって
私達にさもありなんと思わせる部分がある。
もし貞子が雷が落ちたような爆発パーマヘアだったら
ちょっと趣きは変わっている筈だ。
(爆発パーマヘアが強い異界性を象徴していたのは
日本では既に過去になっている(※))
(※かつての日本では直毛で無かったり、
赤毛であったり毛が逆立っていたりすることを
異常なチカラの発露と見なし
異界の存在にそういった象徴を付与しました。)
女子が手編みのセーターやマフラーに
自分の髪の毛を編み込んでプレゼントするなんてのも
その一環だと見て良いのではないかと思う。
(これはまさに呪術である)
「おまじない」は呪術に含まれます。
さて、では、霊的感性は髪が長いほうが高いのだろうか?
私の答えは「否」である。
何故なら、世界中に
宗教者や修行者による剃髪という文化があり、
それら剃髪者が霊的感性が無いと言えないからだ。
世界中に髪を剃っていながら、
強い霊的感性を持ちえている人びとがいるだろう。
また禿頭の男性が霊的感性が低いとも言う事ができない。
例えば簡単に例をあげていえば、
髪を剃ったお坊さんは霊的感性が低いのかと言う事なのだ。

転生ラマであるダライラマ14世。

こちらは英国のカトリック教会で
エクソシスト(悪魔祓い)として50年間勤めてきた
トムウィリス司祭(写真当時82歳)です。

こちらはイタリアのエクソシストである
ガブリエレ・アモルス神父(写真当時86歳)です。
ローマの聖パウロ修道会にて悪魔払いを行う
国際エクソシスト協会の名誉会長であり、
これまでに7万回以上の悪魔払いを行われたそうです。
恐らく「毛」とは
依り代足り得るものなのだと私は思う。
そして、そこで「依る」ものは、
私達の遠い昔に繋がっていたもの、
より本能的なもの
獣性と親和するものなのだ。
(善悪とはまったく関係がない(※))
(※ここに書いた獣性とは
人間の持つ本質的なチカラの一部であり、
根元的欲望と言い換えられるもののことで、
それらは善と悪という二次元論の範疇には
収まらないものとお考えください)
台湾では鬼月の時に
長く乱れた髪は霊を呼ぶという。
また運が悪い女性が髪を切る事によって
運が良くなるという事がある。
(台湾の髪の話はこちらを参照してください。
長い髪は念が籠りやすいとも言われ、
邪気など良く無いものをまとわりつかせると
言われることもあり
ヘアカットすることによって
”良く無いもの”を身から引き離すわけですね。)
振られた女性が髪を切るというのも
開運という視点でみれば
あながち嘘ではないのだろうと思う。
何かを感じてぞっとする時、
昔から「髪が逆立つ」とか「総毛立つ」と言いますね。
髪の毛も体毛も、人間にとっては、
空気の振動や流れや現実的な触感を通じて、
情報を伝達する働きを備えている部分です。
そして、肉体を保護する働きも備えています。
むだ毛という言葉もありますが、
こうやって考えてみると、
人体には無駄な部分というのは
本来は無いのではないでしょうか。
髪の呪術的な意味についてもっと知りたい方は、
さまざまな本や文献が出ていますので、
興味のある方は色々読んでみてください。
面白いものが沢山ありますよ。















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