69年前の8月6日午前8時15分
広島に原爆が投下されました。



月日の流れは様々なものを変えていきます。





広島平和記念資料館(広島市)では
この9月からの大規模改修で、
40年以上展示されてきた
被爆直後の姿を再現した人形が姿を消す。
「悲惨さを表現しきれていない」との判断からだ。
しかし「人形こそが惨状を伝えている」と反対活動が続き、
市は「廃棄」から「保存」に方針を変更。
利用法の論議は続きそうだ。
--日経新聞記事より






それまで漫画「はだしのゲン」や
テレビの特集番組で
原爆について多少知ったつもりでいた私が、
修学旅行で訪れた原爆資料館に展示された
あの人形達を見た時に受けた衝撃の強さ。
作り物の人形ですら
こんなにもショックを受けるのに、
現実はいかばかりなものなのか、
「知ったつもり」がどんなに薄っぺらいものなのかと、
胸がわなわなとしたあの時を、
今でも忘れられません。




資料館に入るまで
調子にのって騒いでいた男の子達も
その恐ろしい様子に
静まり返っていたことを覚えています。





大人になって
初めて訪れた広島の街は
私には奇妙に空間が白く見える街でした。
あのなんとも言えない様も
やはり忘れる事ができません。






(映画ひろしま より)





午前8時15分。
投下されたその時間。
 



私も黙祷を捧げたいと思います。