既にご存知の方も多いと思いますが、
台湾高雄市の中心部、
私の事務所からすぐの所で、
8月1日午前0時(日本時間同1時)ごろ、
大規模なガス爆発が連続して起こりました。
(上の画像は、高雄の友人からの
1日の午前2時頃の画像です)



今回の爆発は一カ所ではなく
なんと10数箇所で爆発が起こりました。
それも深夜の出来事です。






また、それぞれの爆発に時差があった為に、
消火活動の為に来た消防車が吹き飛ばされ、
消防員が死傷するなど被害を拡大させました。
今朝の Yahoo奇摩新聞 では、
『高雄氣爆26死285傷2失蹤 』とあり、
26人が亡くなり、285人が怪我をし、
二人が行方不明と報道されています。


私の事務所のある三多商圏駅は
東京の銀座にあたる所です。
爆発はここからすぐのところで起きています。

今回の爆発地図を東京の地図に重ねたものを
富田 恭敏さんからいただきました。




この地図を見て頂けば、
高雄の爆発がどんな感じで起こっているか、
日本の皆さんにも掴んでいただけるのではないでしょうか。


台湾南部、高雄市の市街地で起きたガス爆発の現場では、
道路数百メートルが陥没し、
消防車や乗用車が何台も横転するなどしており、
有力紙、聯合報(電子版)は
「まるで爆撃を受けた戦場のようだ」と伝えた。

 爆発は数カ所で数回にわたって起き、
炎が15階建てビルの高さまで立ち上る場所もあったという。
消火作業中の消防士が爆発に巻き込まれたり、
バイクに乗っていた人が吹き飛ばされたりした。
道路が陥没した影響で、救急車が現場付近に接近できず、
負傷者の救出に手間取る場面もあった。

 現場付近の道路上には粉々になったアスファルトが散乱。
一部の商店や民家は爆発の影響で傾き、倒壊のおそれもある。

 地元テレビは、
コンビニエンスストアのガラス窓が
一瞬で吹き飛ぶ様子を写した防犯カメラの映像や、
夜の闇に赤い炎が浮かび上がる映像を何度も放送している。

--msn産経ニュースより







地下から漏れたガスが
何かの火気に引火して起こったらしいのですが、
まだはっきりとした原因は分かっていません。


昨夜雨が降ったおかげで、
今朝は鎮火しているようです。
(高雄友からの現場画像です)



 

毎月月末~月初は高雄にいますので、
本来であれば、
私はこの時高雄にいました。
ところが亡くなった弟の三回忌と
祖母の十三回忌が一ヶ月違いのため、
皆さんに二度ご足労いただくのも申し訳ないと
3日にまとめて行うことになり、
たまたま日本に帰ってきていたのです。


もし、法事が無ければ、
私は高雄にいたでしょう。
そして0時頃友人とバイクで
凱旋夜市にでも出かけていたかもしれません。
良く夜に出かけてますから、
これは本当にありそうなことなのです。
バイクで爆発に巻き込まれていたら・・・
今こんな風にブログを書いている事は出来なかったでしょう。


被害に合わなかったのは、
本当に運が良かったとしかいいようが無い気持ちです。


私の好きなアメリカドラマの
NCIS ネイビー犯罪捜査班のギブス捜査官は、
「偶然は存在しない」といつも言いますが、
祖母と弟が、偶然という力を使って、
私を日本へ呼んでくれたのかもしれません。


沢山の方から
私の安否を気遣うメールをいただきました。
このとおり、無事です。

ご心配いただき、
本当にありがとうございました。

今は亡くなった方、怪我をされた方、
家や店を無くすなど被災された方皆さんへ、
祈りを捧げています。


天佑 高雄!
天佑 台湾!






【高雄氣爆被災・公式情報について】

今回の爆発で被害にあった方への
無償の宿泊所や見舞金、
また災害募金の仕方等について、
高雄市の公式Facebookページ
情報が随時発表されています。
現段階では、
台湾に在住している方からの募金受付しかないようですが、
台湾内のファミリーマート(全家)などの店頭では、
募金受付を開始しているそうです。