先日 満月のメッセージを書いた日
それは私が
しばらくぶりにブログを更新した日だった

長い群発期から日常へ帰るとき
いつも私は勇気がいる
連綿とつづいているはずの日常なのに
私の中では
頭痛の期間と
その終わりには段差が生じているような気がしている
まるでそれは 歪んで見える硝子の段のよう
その段に上がってしまえば
日々はすうっと始まるのだ
けれど いつもそれはおっかなびっくり
寄る辺ない気持ちが私をおどおどさせてしまう
気をつけてそおっと足を伸ばさないと
硝子の段はみるみる薄氷と化して
音も無く砕けてしまうような
なぜだかそんな気がしてしまうのだ

しかし あの日
私が宇宙から受け取ったメッセージは
そんな矮小な私とは
真逆とも言うべきものだった
私は 迷った
こんな私が 
そんなメッセージをUPしても良いのだろうか?
誰よりも怖がりな私なのに




けれど



痛い  怖い 
それは妄想
私が怖がっているのは
他でもない自分自身からの攻撃だった
誰が責めないでいても
誰より自分が自分を責めて
足止めをしているのを知っていた





まず 
自分が走り出さなきゃいけない




そして私は 
絞め殺されるような悲鳴を上げる心を抑えて
満月のメッセージをブログに書いた



その日
ブログのコメントで
そしてツイッターで
何人の人から
私は力をいただいたことだろう
どれだけの力をいただいたのだろう

目の前にあったハズの
硝子の段は消えていた


格好つけずに
そのままの自分を出すのは
とても 怖くて痛いと思っていた
そんな事は出来ないと思っていた

でも そうじゃなかった
そうじゃなかったんだ

私に見えていたあの段は
そんな心のハードルのイメージだったのだ



私を閉じ込めていた
凍った何かが溶け出して
胸の真ん中から桃色の光が溢れだす
そして私は薔薇色の光に
全身を包み込まれて
小さく小さく震えていた

私を貫くもの
それは感謝と喜び
ただ それだけ
ただただ それだけだった



空にはブルームーン
大地には星のように人々がいる
きっとインターネットでつながる人が
きらめく星座のように
あの月には見えたのかもしれない


喜びが
私の頬を濡らしていた夜