人は誰しも
傷ついた部分を持って生きている
願いが叶わないとき
欲望が充足されないとき
満たされないとき
愛されるはずがそうではなかったとき
攻撃されたとき
いろいろなシチュエーションで
人は傷ついていく
そうして 「同じことが繰り返される」という
未来への反復予測が意識の中に固定化されたときが
トラウマとして固着するときなのかもしれないと思う
けれどトラウマは
傷ついたその傷だけではなく
その傷を癒して欲しいという
充足の願望をも含んでいる
そう 私たちは
「いつか誰かが
自分のうけた ひどい仕打ちを
償ってくれるはずだ」と
どこかで期待しているのだ
母に 父に 兄弟に 姉妹に
祖父母に 隣人に 同僚に 上司に
そして夫に 彼氏に 子供に
誰かが いつか
「私に傷をつけたことを謝罪し
償ってくれるはずなのだ」
そう 心の奥底で期待をしている
けれども そんな期待は
現実の人生の中では
たいてい かなえられるものではない
ほぼ全ての人が互いに
「償いを!」と のた打ち回っているのだ
けれど ときに
人はある事実にたどり着く
なんびとたりとて
謝罪者の代わりになることは
出来ないのだということに
誰も自分に対して償ってくれないのだと
そう気がついてしまったとき
ひどく絶望し 時には
死んでしまおうとしたりすることもある
まして 死んでしまいたいという叫び声すら
誰かへの償いを求めるメッセージだと
気がついてしまったなら
ただ 生きる屍として倒れこむしかないのだ
じゃあ 私たちは
どうしたらいいのだろう
誰も過去には戻れない
それだけが純然だる事実なのだ
そして 誰も あなたの過去について
責任を取ることはできないのだ
前世も ガイドも
それがどんな存在であろうとも
誰もそのような償いはしてくれないのだ
私たちは
誰も償ってはくれないのだという
その事実を受け入れ そして
その上で自分のトラウマとなったと思われる
苦しいつらい経験を棺にしまい埋葬し
悼んで花を供えよう
時折
その 悲しい墓標を眺める日もあるだろう
けれどそれは もはやカサブタなのだ
カサブタが突っ張って痛い日もあるだろう
しかし 必ずその下には
柔らかな輝く皮膚が生まれているのだ
なにがあなたを切り裂こうとも
決してあなたの骨には届かない
敗れた肉が裂け 血潮が流れようとも
必ずその身は癒される
あなた自身の力で
あなたの心のチカラで
魂は けっして
他者に汚されることはないのだ

よろしければワンクリックをお願いいたしますデス
これを書いているとき
財津和夫の
「償いの日々」が頭を流れてました
『夜の海は見えない』
あのフレーズは 秀逸だと思うんです
真っ暗な空と真っ黒な海が溶け合って
どこからが空で何処からが海なのかわからない
あれ 山育ちの私には怖いんdeath

傷ついた部分を持って生きている
願いが叶わないとき
欲望が充足されないとき
満たされないとき
愛されるはずがそうではなかったとき
攻撃されたとき
いろいろなシチュエーションで
人は傷ついていく
そうして 「同じことが繰り返される」という
未来への反復予測が意識の中に固定化されたときが
トラウマとして固着するときなのかもしれないと思う
けれどトラウマは
傷ついたその傷だけではなく
その傷を癒して欲しいという
充足の願望をも含んでいる
そう 私たちは
「いつか誰かが
自分のうけた ひどい仕打ちを
償ってくれるはずだ」と
どこかで期待しているのだ
母に 父に 兄弟に 姉妹に
祖父母に 隣人に 同僚に 上司に
そして夫に 彼氏に 子供に
誰かが いつか
「私に傷をつけたことを謝罪し
償ってくれるはずなのだ」
そう 心の奥底で期待をしている
けれども そんな期待は
現実の人生の中では
たいてい かなえられるものではない
ほぼ全ての人が互いに
「償いを!」と のた打ち回っているのだ
けれど ときに
人はある事実にたどり着く
なんびとたりとて
謝罪者の代わりになることは
出来ないのだということに
誰も自分に対して償ってくれないのだと
そう気がついてしまったとき
ひどく絶望し 時には
死んでしまおうとしたりすることもある
まして 死んでしまいたいという叫び声すら
誰かへの償いを求めるメッセージだと
気がついてしまったなら
ただ 生きる屍として倒れこむしかないのだ
じゃあ 私たちは
どうしたらいいのだろう
誰も過去には戻れない
それだけが純然だる事実なのだ
そして 誰も あなたの過去について
責任を取ることはできないのだ
前世も ガイドも
それがどんな存在であろうとも
誰もそのような償いはしてくれないのだ
私たちは
誰も償ってはくれないのだという
その事実を受け入れ そして
その上で自分のトラウマとなったと思われる
苦しいつらい経験を棺にしまい埋葬し
悼んで花を供えよう
時折
その 悲しい墓標を眺める日もあるだろう
けれどそれは もはやカサブタなのだ
カサブタが突っ張って痛い日もあるだろう
しかし 必ずその下には
柔らかな輝く皮膚が生まれているのだ
なにがあなたを切り裂こうとも
決してあなたの骨には届かない
敗れた肉が裂け 血潮が流れようとも
必ずその身は癒される
あなた自身の力で
あなたの心のチカラで
魂は けっして
他者に汚されることはないのだ

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財津和夫の
「償いの日々」が頭を流れてました
『夜の海は見えない』
あのフレーズは 秀逸だと思うんです
真っ暗な空と真っ黒な海が溶け合って
どこからが空で何処からが海なのかわからない
あれ 山育ちの私には怖いんdeath
