
phot by hanuru
さて そんなわけで (こんなわけです→(1)(2))
ヨンちゃんと私は
楽しい珈琲タイムを過ごしていたわけなのですが
せっかくの楽しい時間に
怪しいスピな話題をして
ヨンちゃんの「・・・・へえぇ(失笑)」という
あの状態を引き起こすような
そんな何もわざわざ
爆弾を落とすこともないかなぁ・・と思いつつ
どうしても 前の晩の遠隔の話をしてみたいという
寝ているライオンの尻尾を踏みまくりたい欲求に駆られた私は
結局彼女に前の晩の出来事を語りだしたのです
「・・・シルバーバイオレット何だって?」
予想通り 華麗にヨンちゃんは
へぇー あっそー ふーん と
まさに失笑状態なモードに一瞬で突入し
平静を装いつつ語る私は
実は内心 軽く汗をかきそうな
そんな気持ちになっていました
例えば 私がお不動さんのなんたら~がとか
観音さまのなんたら~で というような話をしていたなら
まだ ヨンちゃんは聞く耳を持っていたかもしれませんが
近頃のスピリチュアルに関心の薄い彼女からすると
(シルバーバイオレットフレイム?
それ何のアニメの必殺技なわけ?
うっさんくさーーーーーー)
という 気持ちになっていたのだと思われるのです
いえ 正直 彼女の顔には
う さ ん く さ い と
はっきり書いてありました 苦笑
しかし そこは仮にも友人である手前
彼女なりに合わせてくれてはいましたが
どうにもこうにも 表情からして
あー それで?的な心持ちが丸バレに見えるので
さすがの私も
話しはじめたことを後悔しはじめたそのとき
「だからさ シルバーバイオレッ・・・
・・・・・・・・・ふぁ・・ふあぁぁぁあ」
唐突に 彼女独特の あの欠伸がはじまったのです
瞬間 ヨンちゃんの瞳に
えっ?という色が浮かびましたが
それでも ヨンちゃんは
(はいはい・・・)
という 表情を崩しませんでした
私も いつもそうなのですが
欠伸ひとつが出たからといって
例の欠伸!などと騒いだりはしませんので
何気ないフリで話を続けていました
すると
「へえ・・ふあぁああ・・ん
そうなんや・・・ぁああぁあん・・
んで・・ふわぁああぁ・・ん
ぅふわぁああああああん・・・・
(中略)
・・・・ふわぁああああっん」
どんだけ~~~(死語)と突っ込みたくなるほど
まともに話すことも出来ない欠伸の大連発です
「ヨンちゃん 眠いの?」
一応私はそうは聞いて見ましたが
そう問いかける私も 問われた彼女も
目が合った瞬間
それが何のサインなのか
お互いにわかっていました
「・・・いや 全然眠くないし 疲れてもないし」
「いつもの欠伸なん?」
「うん 完全に生欠伸やもん・・・・
普通の欠伸と この生欠伸は感覚が全然違うもん」
ヨンちゃんはそういうと
更にこう付け加えました
「シルバーなんとかって胡散臭い!って思って
正直馬鹿にして聞いてたけど・・
それ ほんまなんやな・・・」
「その欠伸出るとこみると そうみたいやな~」
「てゆっかさ・・・
この私の生欠伸って 自分がそのことに対して
どう思ったり どう考えたりって自分自身での判断とは
まったく関係ないものやったんやって
今 はっきりわかったわ・・・
自分がそんなん嘘やーって思ってても
こんなはっきり出てくるんやもん・・・」
私も 同じことを感じていました
ヨンちゃんと私は 長い付き合いの中で
経験上ミエナイ世界と関わっている話のときにのみ
その生欠伸が出るということを知っていましたが
ヨンちゃんは自分のそのことを 特別とも思わず
特に深く考えたことは無かったのです
ただ お互いに
暗黙の了解の中で
(もしかして自己暗示で出ている反応かも?)など
慎重な目で見ている部分がありました
しかし この日はっきりと
ヨンちゃん自身の意思や感情とはまったく関係せずに
この反応は現れるということが明確になったのです
それは 逆に言えば
非常に冷静で公平さを要求される
神審者的感応力の発露の一種であると
私は考えていたのでした
・・・あら 汗
(4)へ続いちゃいます 滝汗
ポルトガル編の続きはもう少しお待ちくださーい 涙

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