昨日はまた急に神様にお目にかかりたくなり
昼から2箇所へお参りに行きました
ただし昨日は同居人と一緒だったので
何くれと話しかけられ
観ずるのにはやはり難しかったのですが・・・
それでも
頭頂部からすぅっと入ってくる
涼やかで輝く光の波が心地よくて
心の奥底からふくふくとした
とても嬉しい楽しい気持ちが湧いてきました
****************
ところでGNHという言葉をご存知でしょうか?
GNHとはブータン国王が世界へ今発信している
ブータン王国の基本方針ともいえるもので
日本語にすれば国民総幸福量となります
これはGNPに代わる新しい指標として
いま世界的に注目を集めているものです
「国にとって大切なのはGNP(国民総生産)より
GNH(国民総幸福量)なんです」
16歳で即位した第4代国王は
ブータンを近代化する上でそう語りました
その時王はわずか21歳でした
最後の秘境といわれた国ブータンのことを
まとめてお話したいと思います
1999年まで鎖国政策をしていたブータンでは
鎖国をといた後でも
年間観光客は2000人を限度としたり
自宅以外での民族服の着用を義務化など
自国の伝統文化の保全を強く意識しています
ヒマラヤの秘境ブータンは
農業従事者が9割という農業国ですが
その作物はほぼ国内で消費されており
いわゆる今日本でいうところの地産地消が
自然なカタチで行われています
そして実はとある以外なものを輸出しています
それはなんと電力なのです
ヒマラヤから流れてくる豊富な水力を利用した
水力発電により得た電力(クリーンエネルギー)を
インドへ輸出することにより
この国の予算の半分をまかなっています
またアジアの発展途上国の中において
停電が月に2.3度程度であるということは
特筆すべきことでしょう
(ちなみにネット環境も日本ほどではないにしろ
整備されています)
国土の7割を森林が占めるこの国には
豊富なお金になる木がありますが
ほとんど輸出されることはありません
伐採による開発事業は最低限度とするブータンでは
環境保護運動を強く推進しており
すべての小中学校では週2~3時間を
環境保護を学ぶ授業に当てています
また世界で初めての禁煙国家として
2004年に全土での煙草販売を禁止しました
私たちが煙草を持ち込む際には
100%の関税が掛けられることになります
そして医療費はすべて無料で
ブータンで無理だと判断された場合
インドへ搬送されますがそれももちろん無料なので
人々は安心して医療を受けることができます
(つきそいはインド国内のブータン宿舎に泊まれます)
その上学費も無料です
また日本でいえば東京のように
一箇所にすべてが集中することにより
発生する格差をあらかじめ作らないようにするため
地方へ積極的に大学などを建設しています
もちろんブータンは決して豊かな国ではありません
インフラも整備の途中ですし
朴訥とした人柄である国民は
商売も上手ではないようです
また民族服の着用義務化や国籍問題などから
いわゆる南部問題といわれる内部紛争も起こり
一時期は治安の悪化もいわれていました
なにしろ日本の江戸から明治への
移行期のような感じをイメージしてください
ただし大きく違うのは
私たちの国がしてきたような
欧米化による先進国作りにブレーキをかけました
現在私たちが日々取り上げているような問題について
それを起こす前にまずやらないという生き方を
模索し始めたのです
廃れる独自の民族的伝統やその暮らし
環境汚染による様々な弊害
なによりもまず供給あっての需要ともいうべき経済
そしてそれは循環の理念の欠如であり
ブータンは私たち先進国の歩いてきた道を見て
自国の進路を変更したのです
GNP(Gloss National Product)ではなく、GNH(Gloss National Happiness)
お金やモノには限りがあります
そしてそれが手に入ったら満足する人もいますが
手に入っても不満足な人もいます
手に入ったことが苦痛な人すらいるのです
2005年にブータンは初めての国勢調査を行いました
その中で日本では考えられないことですが
「あなたは幸せですか?」
そんな質問があったそうです
その質問に対し
なんと97%の人が「幸せである」と答えたのです
今の日本でもし問うならば
いったい何%の人がそう答えるでしょうか
できる限りの国民が幸せだと感じる量を増やすこと
それは奇麗事に聴こえるかもしれません
たとえ奇麗事でもよいと思うのです
一国のトップがこれを理念として宣言したということ
すごいことではないでしょうか
敬虔なチベット仏教国であるブータン王国
この国の人は占有意識が薄く
流入してきた難民に耕作する土地を与えてきたため
他国から「親切の国」と呼ばれてきました
北はヒマラヤを抱く雪を氷の土地
南はインドに接するバナナの取れる熱帯の土地
家族を大切にし
一夫多妻も一妻多夫もどちらも許され
子供は分け隔てなく愛され
老人は敬われ
伝統的な暮らしを守り
土地の食べ物を食べ
神仏を祀る暮らし
ほとんどの民族は自らの文字を持たず
古く古くからの叡智を口伝で伝える国
かつてシャンバラの伝説を
西洋へ伝えた最初の国
現地では自国のことを
ユル ドゥルック 雷龍の国といいます
雷龍の国の再輸出品目が電力とは
なんと面白い縁でしょうか
元国王はこういいました
「我々は2週遅れでちょうど良いのです」
*************
ブータン王国への心の旅は
あの龍の夢から始まって
そのまま私をブータンからチベットへと誘い
そしてボン教からミトラ教へ
ミトラ教から明王へと続いていました
ブータンから得た流れは
まだ私の中では未消化な部分も多くて
うまく文章になりません
桃源郷への憧れのようなものではなく
過去への回帰マンセーでもなく
もっと現実的な取り入れるべきものが
そこにはあるような気がしています・・・
昼から2箇所へお参りに行きました
ただし昨日は同居人と一緒だったので
何くれと話しかけられ
観ずるのにはやはり難しかったのですが・・・
それでも
頭頂部からすぅっと入ってくる
涼やかで輝く光の波が心地よくて
心の奥底からふくふくとした
とても嬉しい楽しい気持ちが湧いてきました
****************
ところでGNHという言葉をご存知でしょうか?
GNHとはブータン国王が世界へ今発信している
ブータン王国の基本方針ともいえるもので
日本語にすれば国民総幸福量となります
これはGNPに代わる新しい指標として
いま世界的に注目を集めているものです
「国にとって大切なのはGNP(国民総生産)より
GNH(国民総幸福量)なんです」
16歳で即位した第4代国王は
ブータンを近代化する上でそう語りました
その時王はわずか21歳でした
最後の秘境といわれた国ブータンのことを
まとめてお話したいと思います
1999年まで鎖国政策をしていたブータンでは
鎖国をといた後でも
年間観光客は2000人を限度としたり
自宅以外での民族服の着用を義務化など
自国の伝統文化の保全を強く意識しています
ヒマラヤの秘境ブータンは
農業従事者が9割という農業国ですが
その作物はほぼ国内で消費されており
いわゆる今日本でいうところの地産地消が
自然なカタチで行われています
そして実はとある以外なものを輸出しています
それはなんと電力なのです
ヒマラヤから流れてくる豊富な水力を利用した
水力発電により得た電力(クリーンエネルギー)を
インドへ輸出することにより
この国の予算の半分をまかなっています
またアジアの発展途上国の中において
停電が月に2.3度程度であるということは
特筆すべきことでしょう
(ちなみにネット環境も日本ほどではないにしろ
整備されています)
国土の7割を森林が占めるこの国には
豊富なお金になる木がありますが
ほとんど輸出されることはありません
伐採による開発事業は最低限度とするブータンでは
環境保護運動を強く推進しており
すべての小中学校では週2~3時間を
環境保護を学ぶ授業に当てています
また世界で初めての禁煙国家として
2004年に全土での煙草販売を禁止しました
私たちが煙草を持ち込む際には
100%の関税が掛けられることになります
そして医療費はすべて無料で
ブータンで無理だと判断された場合
インドへ搬送されますがそれももちろん無料なので
人々は安心して医療を受けることができます
(つきそいはインド国内のブータン宿舎に泊まれます)
その上学費も無料です
また日本でいえば東京のように
一箇所にすべてが集中することにより
発生する格差をあらかじめ作らないようにするため
地方へ積極的に大学などを建設しています
もちろんブータンは決して豊かな国ではありません
インフラも整備の途中ですし
朴訥とした人柄である国民は
商売も上手ではないようです
また民族服の着用義務化や国籍問題などから
いわゆる南部問題といわれる内部紛争も起こり
一時期は治安の悪化もいわれていました
なにしろ日本の江戸から明治への
移行期のような感じをイメージしてください
ただし大きく違うのは
私たちの国がしてきたような
欧米化による先進国作りにブレーキをかけました
現在私たちが日々取り上げているような問題について
それを起こす前にまずやらないという生き方を
模索し始めたのです
廃れる独自の民族的伝統やその暮らし
環境汚染による様々な弊害
なによりもまず供給あっての需要ともいうべき経済
そしてそれは循環の理念の欠如であり
ブータンは私たち先進国の歩いてきた道を見て
自国の進路を変更したのです
GNP(Gloss National Product)ではなく、GNH(Gloss National Happiness)
お金やモノには限りがあります
そしてそれが手に入ったら満足する人もいますが
手に入っても不満足な人もいます
手に入ったことが苦痛な人すらいるのです
2005年にブータンは初めての国勢調査を行いました
その中で日本では考えられないことですが
「あなたは幸せですか?」
そんな質問があったそうです
その質問に対し
なんと97%の人が「幸せである」と答えたのです
今の日本でもし問うならば
いったい何%の人がそう答えるでしょうか
できる限りの国民が幸せだと感じる量を増やすこと
それは奇麗事に聴こえるかもしれません
たとえ奇麗事でもよいと思うのです
一国のトップがこれを理念として宣言したということ
すごいことではないでしょうか
敬虔なチベット仏教国であるブータン王国
この国の人は占有意識が薄く
流入してきた難民に耕作する土地を与えてきたため
他国から「親切の国」と呼ばれてきました
北はヒマラヤを抱く雪を氷の土地
南はインドに接するバナナの取れる熱帯の土地
家族を大切にし
一夫多妻も一妻多夫もどちらも許され
子供は分け隔てなく愛され
老人は敬われ
伝統的な暮らしを守り
土地の食べ物を食べ
神仏を祀る暮らし
ほとんどの民族は自らの文字を持たず
古く古くからの叡智を口伝で伝える国
かつてシャンバラの伝説を
西洋へ伝えた最初の国
現地では自国のことを
ユル ドゥルック 雷龍の国といいます
雷龍の国の再輸出品目が電力とは
なんと面白い縁でしょうか
元国王はこういいました
「我々は2週遅れでちょうど良いのです」
*************
ブータン王国への心の旅は
あの龍の夢から始まって
そのまま私をブータンからチベットへと誘い
そしてボン教からミトラ教へ
ミトラ教から明王へと続いていました
ブータンから得た流れは
まだ私の中では未消化な部分も多くて
うまく文章になりません
桃源郷への憧れのようなものではなく
過去への回帰マンセーでもなく
もっと現実的な取り入れるべきものが
そこにはあるような気がしています・・・