私がいつもいつもそれは楽しみに
読ませていただいていたブログがある
それはぬさりん坊さんの河童日記だ

それまでの私は
あまり他の方のブログを読むことは無かった
たまたまスピカテの新着を見ていたときに
この「ぬさりん坊」というお名前に
あれ?と思ったのが最初であった
その昔「ぬさり道」という漫画を読んだことがあり
そのタイトルがどこかで残っていたらしく
お名前を見たときに もしかして?と
踏ませていただいたのだった

するとそこには
まるで日本昔話のテーマソングが聞こえてきそうな
なんとも懐かしくて
そしてあまりにリアルな河童達の世界があった

実は最初は日記を拝見したとき
正直いってこれは妄想だろうと思ったのだ
ところが3日ほどしてからふと思ったのだ
これが天使だったり
妖精だったり
神様だったら・・・
きっと私はもっと違和感なく多分読んだだろうに
何故河童だと妄想だと思うのだろう?
その偏見を恥じた私は
もう一度ブログへとお邪魔したのだった

そして今度はトップの紹介からきちんと読ませていただき
そしてフリーページの登場人物の紹介へと進んだ
ところがその紹介を読み進めたとたん
なんともお恥ずかしいことに
私はぼろぼろと泣いていた
自分でも何故涙がこぼれるのかまったく分からなかった
けれど ただ河童の紹介が書いてあるだけなのに
私はどうにも切なくて涙が止まらなかったのだった
そしてそんな自分にびっくりしてしまった

こうなってはもう
このブログを一番最初から
読んでみなくては治まらなくなった
何故私はこんなにせつなく泣いてしまうのか
ただの河童話じゃないか
そう思いながら
毎日暇を見つけてはひたすらに
過去から今へと読み続けた

結局 何故自分があのとき泣いてしまったのか
それは分からなかった
分からないけれど気がつけば
私はまるで 自分の周りにも河童がいるような
そんな想像をした
ここでは「河童」と書いているけれど
実際は普段口にするときなぞ
「河童さん」と「さん」付けで思わずよんでしまう
そんな自分を少し笑いながら
子供たちと河童のために洋服の絵を描き
河童が遊ぶための野球場の絵を描いて
ひとときの楽しい時間を過ごした

一度 河童がそばにいるのかもしれないと思うと
自分の汚い言葉や醜い怒りが恥ずかしくなった
もちろん 本当にいるのかどうか分からない
そんなことはどうでも良かったのだ
ただ いるかも知れないと想像することは
私をとても和やかな気持へとさせてくれたのだから

この河童日記は
様々なご事情により
もうまもなく閉じられ 
そして消去されることになっている
河童達の生き生きとした物語には
まるでお昼の連ドラをみているかのように
本当に楽しませていただいた
そしてこの日記に出会えたから
私はカテゴリー新着にある
いろんな方の日記にも
お邪魔する楽しみを知った

もう本当にあと少しの時間だけれど
ぜひ一度 覗いてみていただきたい
これが本当でなくてもかまわないのだ
面白い物語として
ぜひ楽しんでいただきたいと思う