普段私は自分の見ている様々なビジョンを
このブログにも殆ど書かないし
朱珠ちゃんにも話すことは少ない
でもたまにはそんな話もしてみようかと思い
今日は私の幻視のお話
とはいえ私にとっては幻視だけれど
ここではまた説明がややこしいので
通りやすくビジョンとしておこうと思う
何故だか分からないけれど以前から
民俗音楽を聴くと
その民俗に対応しているんだろうと思しき
ミエナイ方々のエネルギーを感じ
背中が心地よく温かくなり
そして様々なビジョンが現れる
インドや朝鮮の音楽においては
今では古典だけでなく
現代音楽でも波長を感じるようになった
ただし言語が入っているものに限られるので
どうやら「言葉」が重要らしい
不思議なことに古典音楽では
あまり言葉を必要としないのだけれど・・
ついおとついの事
朱珠ちゃんとの待ち合わせに
いつものように私はKーPOPを爆音で聞きながら
すべるように車を走らせていた
山を切り裂いて作られた高速につながるこの道は
信号もなく車も殆ど通らない上に
橋脚が高いために随分と見晴らしがよい道だ
空は抜けるように青い
遠くに夏の白い雲が積み重なって
その下には遥かな町並みが見える
全開にした窓から入り込む風は
お日様の乾いた匂いがして
そのまま私の全身を洗い流しているかのようだ
誰にも聞かれていないのをいいことに
CDに合わせて私も
体の奥から吐き出すように歌い続ける
全てが自由に思える幸せなひととき
まるで空を行くかのような
この開放感を思う存分味わっていた
すると何かが私の琴線に触れた
あぁ来たんだなと思う
瞬間ココロの焦点をずっとずらす
私の後方に大きな2羽の美しき神鳥が視える
眩い光を発して白く輝き
あまりの輝きにその本体は殆ど色がないほどに視える光の鳥
ところどころ七色の光が見えるが
その体の周りには金と白熱の粒子が舞い踊る
私はいつものように
自然とにこりと微笑んでいるのが自分で分かる
すると今度は正面の遠くから
何かがものすごいスピードで近づいてきた
それはあっという間に私の目の前にその姿を現した
大きくうねりながら現れたそれは
綺羅と輝く青と緑の体をし
頭から光の波をうねらせ
全身に逆巻く水をまとう龍の姿だった
その鮮烈な美しさと
なんともいえぬ巨大な姿の有難さを
私はただ見つめる
視つめる私の頭上のすぐ上をゆっくりと飛び退るとき
ふと視線を転じれば両横から
今度は照り映える朱赤の体に
やはり頭から白く輝く光をうねらせ
光の渦を発して進む龍たちがいくつも現れて
それぞれが左右へと行き違うように空を泳ぐ
そのうちその中のひとつと先ほどの青い龍が
私の正面でその身をよじり合わせ
くるくると周り出した
その周りを輝く神鳥たちが大きな円を描いて
くるくると回り続ける
私はただただそれを視ていた
やがて その奥のほうに
なにか黒いものが現れた
焦点をそこにずらしてみる
すっと形を現したそれは大きな黒い山だった
それはまるで富士山のような姿をして
けれど決して富士山ではないと分かった
この龍たちはどうやら
その山のほうからきているらしかった
山にはなにか雄雄しきものがいた
とても厳しく巨大でそして雄雄しいもの
言葉にするとしたなら神とでもするしかないような
そしてその両横に
小さな女性的な神がおいでになる
その山と龍の間からさらにもうひと柱の
美しい女性的な存在が
白いひれを揺らしながら舞っておいでになった
私の体はなんとも言えず温かく心地よく
頭の毛穴からしゅうしゅうと
何かが蒸発しているような
そんな感覚を味わいながら運転を続けていた
待ち合わせの場所につくと私は
朱珠ちゃんといつものように寿司を食べながら
なんてことのない話に興じていた
途中でふと そういえばね と
来る途中で見たこのビジョンの話をした
「黒い山はね 私これ 朝鮮の山だと思うの」
そう付け足すと
朱珠ちゃんはちょっと驚いた顔をした
「それもね 北朝鮮か北朝鮮でも
中国との国境にあるようなそんなところの山で
そこはすごく寒いところで 黒いかんじの山なの」
そういう私に朱珠ちゃんはすかさずこういった
「それ 白頭山やん!」
白頭山と書いて「ぺくとさん」というその名前は
私も聞いたことがあった
「え・・でももう中国~みたいな国境あたりなんだよ?」
「白頭山は北朝鮮でもかなり北にあるよ」
「でも色が黒いかんじですごく寒くて厳しいかんじで・・」
「そんな感じだよ 色黒いよ 私登ってるもん」
今から20年近く前
朱珠ちゃんはこの白頭山に北朝鮮側から登山していた
「白頭山は本当に富士山みたいな形で 上が ぎざぎざで」
「え! 上ぎざぎざだよ! そんで中が穴開いてるの」
「ハヌル・・・中 穴開いてるよ・・・火山だもん」
二人でうーんとしばし考えこんだ
私は普段それほどこういうことを
朱珠ちゃんにも話さないけれど
たまに話すとこういう符号が現れたりする
「またまた韓国つながりだったねー いつか行きたいわ」
「いつかハヌルと行けるよ!」
面白いなぁと思いながら
その時はそのままで話が終わった
++++++++++++++++++++++++続く
このブログにも殆ど書かないし
朱珠ちゃんにも話すことは少ない
でもたまにはそんな話もしてみようかと思い
今日は私の幻視のお話
とはいえ私にとっては幻視だけれど
ここではまた説明がややこしいので
通りやすくビジョンとしておこうと思う
何故だか分からないけれど以前から
民俗音楽を聴くと
その民俗に対応しているんだろうと思しき
ミエナイ方々のエネルギーを感じ
背中が心地よく温かくなり
そして様々なビジョンが現れる
インドや朝鮮の音楽においては
今では古典だけでなく
現代音楽でも波長を感じるようになった
ただし言語が入っているものに限られるので
どうやら「言葉」が重要らしい
不思議なことに古典音楽では
あまり言葉を必要としないのだけれど・・
ついおとついの事
朱珠ちゃんとの待ち合わせに
いつものように私はKーPOPを爆音で聞きながら
すべるように車を走らせていた
山を切り裂いて作られた高速につながるこの道は
信号もなく車も殆ど通らない上に
橋脚が高いために随分と見晴らしがよい道だ
空は抜けるように青い
遠くに夏の白い雲が積み重なって
その下には遥かな町並みが見える
全開にした窓から入り込む風は
お日様の乾いた匂いがして
そのまま私の全身を洗い流しているかのようだ
誰にも聞かれていないのをいいことに
CDに合わせて私も
体の奥から吐き出すように歌い続ける
全てが自由に思える幸せなひととき
まるで空を行くかのような
この開放感を思う存分味わっていた
すると何かが私の琴線に触れた
あぁ来たんだなと思う
瞬間ココロの焦点をずっとずらす
私の後方に大きな2羽の美しき神鳥が視える
眩い光を発して白く輝き
あまりの輝きにその本体は殆ど色がないほどに視える光の鳥
ところどころ七色の光が見えるが
その体の周りには金と白熱の粒子が舞い踊る
私はいつものように
自然とにこりと微笑んでいるのが自分で分かる
すると今度は正面の遠くから
何かがものすごいスピードで近づいてきた
それはあっという間に私の目の前にその姿を現した
大きくうねりながら現れたそれは
綺羅と輝く青と緑の体をし
頭から光の波をうねらせ
全身に逆巻く水をまとう龍の姿だった
その鮮烈な美しさと
なんともいえぬ巨大な姿の有難さを
私はただ見つめる
視つめる私の頭上のすぐ上をゆっくりと飛び退るとき
ふと視線を転じれば両横から
今度は照り映える朱赤の体に
やはり頭から白く輝く光をうねらせ
光の渦を発して進む龍たちがいくつも現れて
それぞれが左右へと行き違うように空を泳ぐ
そのうちその中のひとつと先ほどの青い龍が
私の正面でその身をよじり合わせ
くるくると周り出した
その周りを輝く神鳥たちが大きな円を描いて
くるくると回り続ける
私はただただそれを視ていた
やがて その奥のほうに
なにか黒いものが現れた
焦点をそこにずらしてみる
すっと形を現したそれは大きな黒い山だった
それはまるで富士山のような姿をして
けれど決して富士山ではないと分かった
この龍たちはどうやら
その山のほうからきているらしかった
山にはなにか雄雄しきものがいた
とても厳しく巨大でそして雄雄しいもの
言葉にするとしたなら神とでもするしかないような
そしてその両横に
小さな女性的な神がおいでになる
その山と龍の間からさらにもうひと柱の
美しい女性的な存在が
白いひれを揺らしながら舞っておいでになった
私の体はなんとも言えず温かく心地よく
頭の毛穴からしゅうしゅうと
何かが蒸発しているような
そんな感覚を味わいながら運転を続けていた
待ち合わせの場所につくと私は
朱珠ちゃんといつものように寿司を食べながら
なんてことのない話に興じていた
途中でふと そういえばね と
来る途中で見たこのビジョンの話をした
「黒い山はね 私これ 朝鮮の山だと思うの」
そう付け足すと
朱珠ちゃんはちょっと驚いた顔をした
「それもね 北朝鮮か北朝鮮でも
中国との国境にあるようなそんなところの山で
そこはすごく寒いところで 黒いかんじの山なの」
そういう私に朱珠ちゃんはすかさずこういった
「それ 白頭山やん!」
白頭山と書いて「ぺくとさん」というその名前は
私も聞いたことがあった
「え・・でももう中国~みたいな国境あたりなんだよ?」
「白頭山は北朝鮮でもかなり北にあるよ」
「でも色が黒いかんじですごく寒くて厳しいかんじで・・」
「そんな感じだよ 色黒いよ 私登ってるもん」
今から20年近く前
朱珠ちゃんはこの白頭山に北朝鮮側から登山していた
「白頭山は本当に富士山みたいな形で 上が ぎざぎざで」
「え! 上ぎざぎざだよ! そんで中が穴開いてるの」
「ハヌル・・・中 穴開いてるよ・・・火山だもん」
二人でうーんとしばし考えこんだ
私は普段それほどこういうことを
朱珠ちゃんにも話さないけれど
たまに話すとこういう符号が現れたりする
「またまた韓国つながりだったねー いつか行きたいわ」
「いつかハヌルと行けるよ!」
面白いなぁと思いながら
その時はそのままで話が終わった
++++++++++++++++++++++++続く