本日はご縁をいただいて名古屋へ
まず通常私では入れないようなところへお邪魔させていただき
貴重な体験をさせていただきました
その話はいづれさせていただくとして
今日は 少し考えさせられたことがありました

某所を訪ねた後 用事を済ませた友人と歩いていると
ふと 懐かしい建物がありました
まだ私が20代前半のころ
そのころ仲の良かった友人に誘われて
その建物に入っている占い鑑定を受けたことがあったのです
特に聞きたいことがあったわけではなかったので
適当に一生がどうなるかを聞いたような気がするのですが
なにを言われたのか いまではまったく覚えてはいません 
一緒に歩いている友人にその話をしたところ


「なんだか面白そうだから 鑑定うけてみよう!」 

と そういうので
そのまま 足を向けていってみました

さて いざたどり着いてみると
昔私が鑑定をうけたときとあまり変らない様子で
初めてで指名希望のない友人は受付を済ませると
その場で鑑定料金の2500円を払い
そのまま占い師のまつ部屋へと案内をされていきました
一方私はと言えば
友人の希望で付き添いで一緒に入室することに・・・
実はかつてこの友人と一緒に
とあるお店でオーラ鑑定を受けた際
結果的にお客で入ったはずの私が
鑑定士の方を逆にセッションをしてしまったという
非常に私的に苦い過去があるので
今回は何があっても黙っていようと固く心に誓っていました

さて 入室すると 
中年の女性の占い師が待っており
質問はなにかと尋ねてきました 
友人は単純に面白がって来ただけだったので
一瞬 なにを聞いたらいいのか迷っているようでしたが

「それじゃ いつ赤ちゃんが出来るかということで」

そう友人が言うと
彼女とご主人の名前と生年月日を質問されました
占い師はノートに一瞬なにやら書いたかと思うと
机の上に置いてあった本を手にとりパラパラとめくり
そのまま開いて机の端におき
唐突に大きな声で こう宣言しました

「今年は絶対流産します」

いきなりのことに友人が

「今年って12月ってことですか?」 


と 聞き返すと

「12月なんかまったくだめね
来年の2月3日すぎじゃないと
必ず流産します」

占い師はきっぱりと自信たっぷりにそう答えます

「流産したら母体の健康が心配でしょ?
赤ちゃんがだめになるって分かってるんだから
2月3日まで作っちゃだめよ」


この時点で私は目が点になっていましたが
その後も占い師は延々と
『確実に流産する』『間違いなく流産する』と
繰り返していました
さすがに友人がこう尋ねました

「すいません それは何でわかるのですか?」

この質問はもっともだと思いました
何しろ友人とご主人の名前を聞いたわりには
姓名判断はしていなかったし
かといって 生年月日で答えを導いたとしても
かかった時間は ものの15秒程度で
それも明らかに本を少し見た程度だったからです
その本は表紙にカバーがかけられていて
私からはなにが書いてあるのかよく見えませんでしたが
開いてあるページの図版からすると
どうやら東洋占いのようでした
(おそらく九星ではないかと思います)
あの一瞬で どうやって占い
こんなに明確にはっきりと自信をもって
赤ん坊は死ぬと言い切るのか
隣に座っている私は興味津々でした


「あなたの年齢よ
流産は 必ず流産すると決まっている年齢があるの!
私もやはりその年齢で流産してるのよ」


年齢・・・・?!
必ず流産する年齢がある・・・・?
私は驚きました 
確実に間違いなく流産する年齢があなどと
そんな話きいたことが無かったからです
さらにこの占い師はこうも言い切りました


「あなたご主人に嫌がられてるから
全部ご主人のいいなりにならなきゃだめよ
そうしないと夫婦仲が悪くなって
ダウン症や奇形の子供を妊娠するわよ!(占い師の言葉そのまま)」

「・・・夫婦仲でそういう子供になるのですか?」

「そうよ! 夫婦の仲が悪いと
まともな子供は絶対妊娠しないのよ!!
ダウン症や奇形の子供になるのよ!
あなただってそんな子供妊娠したくないでしょ!!」
(占い師の言葉 ママ) 



さらにトドメとして

「これは医者もそう言ってることよ
私が流産したときに医者が
夫婦仲が悪いから異常な妊娠をした
だから諦めろって言ってたのよ」


私は 鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていたと思います
これは いったい
何占いで出た結果なのでしょうか?
あまりに不思議なことを
あまりに自信たっぷりにおっしゃるので
思わず私はうっかり口をはさんでしまいました


「えっと すみません
必ず流産する年齢というものがあるのですか?」


すると 占い師は私にキツイ視線を浴びせると「そうよ」と 
こともなげに言ってのけました

この後 占い師はタロットを取りだし
友人の夫婦関係について占い
最後に手相を鑑定したのですが
友人の手のひらにくっきりとした神秘十字を見つけ
あなたは直観力や霊能力みたいなものがあるはずと告げていました
(これは当たりです 友人には確かにそういうものがあります)
すると突然 私に向かって私の手相を見てもいないのに
怖い顔でこれまたきっぱりとこういいました


「あなたにも神秘十字があります あるはずです」

「え? いやぁ ありますか~?(適当)」

「あります 絶対あります」


手 見てもいないのになー・・・と思っていると

「あなたの気配でわかります
あなたは 『そういう人』です!」


そういわれた私は
あ そうですか と 小声で答えておきました

結局 その「年齢」の根拠がナニ占いなのか
いまだにわからないままですが
いろんな占い師がいるのだなぁと思った一日でした

※今回不適切な表現がありましたが
占い師の姿を伝えるため 言われたままの発言を記録させていただきました