あるとき私は
私のお客さまでパリ在住のCさんに
霊能力者というのは英語でなんというのかなどと
くだらない質問をしたことがある
それは自分で作った名刺に載せてあるmediumという単語に
なぜだか違和感をずっと感じていた為だ
違和感の原因のひとつは
私は霊能者なんてだいそれたもんじゃないのにな という
その肩書きへ感じる申し訳なさから来ているものだった
なにしろ霊能者といえば
私の頭には
故宜保愛子さんとか
下ヨシ子さんとか
なんだか凄そうなお方々しか浮かばない
何より私は
基本的にいわゆる「霊」 つまり死者とは交流することがない
霊視という言葉ですらも
なんだか使ってはいけないような気がしていたくらいだ
第一 世の中の霊能者と言われる人々のような
修行も苦闘もせず
日々だらけた生活をしている私が
努力もせずに霊能者と名乗るのは
あんまりに失礼なのではなかろうか?
そう思うこととは別に
なぜだかmediumという言葉は
底なし沼に漂うような暗く陰湿な黒い霧を
私に思わせるのだった
自分ではそうは思わなくても
じゃあ 私はこれこれですと
明確に答える言葉をもちえないので
背伸びをする恥ずかしさをこらえながら
霊能者という肩書きを載せることにはしたのだが
辞書の示すこの単語を
自分にかぶせるのはどうもすっきりしなかったのである
ところでCさんは
日本の占い館で勤務したあと、
ヨーロッパへ行った方で
そしてもちろん
スピリチュアルにも興味を持つ方だった
西洋の霊能者の情報にアンテナを張っていることも多い
何しろパリ在住の方なのである
「ハヌルさんみたいな人のことを
西洋ではセンシティブというんですよ」
私の質問に対してCさんは
一般的な話としてではなく
私のタイプとしてお教えくださった
「こちらでは霊能者は
大きく3タイプに分けられるのです
ハヌルさんはその中のセンシティブといわれるタイプです」
Cさんのお話によれば
ヨーロッパでは
サイキック(psychic)
ミディアム(medium)
センシティブ(sensitive)
この3タイプに大きく分類するらしい
私が調べたところによると、
サイキック(psychic)とは
サイコメトリー(psychometry、接触感応)
クレヤボヤンス(clairvoyance、透視能力)
テレパシー(telepathy、精神感応)
プレコグニション(precognition、予知能力)などを
霊的存在の関与なしで行う人であるようだ
いわゆる超能力者なので
霊や神仏との交流は
それほど影響がないとされているのだろう
(もちろんPK発動するひとも有)
ミディアム(medium)というのは
近頃ドラマでもすっかり有名になっており
日本でも霊能者というと
この単語を思い出す人も多いのではないだろうか
ミディアムは基本的に「憑依」をされる存在あり
主に死者と交流を持つ霊媒であるとされているようだ
それにより死者からのメッセージを伝えたり
過去や前世を見たりするのである
スピリチュアルの世界では
死者と生者の間を取り持つ人ということらしい
(ミディアムという言葉は中間とか真中という意味を持っている)
さてセンシティブ(sensitive) とはどんな人なのか
更に調べてみたところ
この言葉はsenseの派生語で
『霊的な意味での透視
(サイコメトリー 過去世リーディング 守護霊判断
予知 後知 霊界探訪など)や
憑依なしの霊的コミュニケーションを行なう人を主に指す』
ということらしい
「ハヌルさんは主に
死者の霊と交流することはしないタイプなので
明らかにセンシティブですよ」
そう言いながら
フランス(ドイツだったかも・・・イタリアだったかも・・苦)の
センシティブの人を知っていますからと
付け加えてくださったのだった
(続く)
私のお客さまでパリ在住のCさんに
霊能力者というのは英語でなんというのかなどと
くだらない質問をしたことがある
それは自分で作った名刺に載せてあるmediumという単語に
なぜだか違和感をずっと感じていた為だ
違和感の原因のひとつは
私は霊能者なんてだいそれたもんじゃないのにな という
その肩書きへ感じる申し訳なさから来ているものだった
なにしろ霊能者といえば
私の頭には
故宜保愛子さんとか
下ヨシ子さんとか
なんだか凄そうなお方々しか浮かばない
何より私は
基本的にいわゆる「霊」 つまり死者とは交流することがない
霊視という言葉ですらも
なんだか使ってはいけないような気がしていたくらいだ
第一 世の中の霊能者と言われる人々のような
修行も苦闘もせず
日々だらけた生活をしている私が
努力もせずに霊能者と名乗るのは
あんまりに失礼なのではなかろうか?
そう思うこととは別に
なぜだかmediumという言葉は
底なし沼に漂うような暗く陰湿な黒い霧を
私に思わせるのだった
自分ではそうは思わなくても
じゃあ 私はこれこれですと
明確に答える言葉をもちえないので
背伸びをする恥ずかしさをこらえながら
霊能者という肩書きを載せることにはしたのだが
辞書の示すこの単語を
自分にかぶせるのはどうもすっきりしなかったのである
ところでCさんは
日本の占い館で勤務したあと、
ヨーロッパへ行った方で
そしてもちろん
スピリチュアルにも興味を持つ方だった
西洋の霊能者の情報にアンテナを張っていることも多い
何しろパリ在住の方なのである
「ハヌルさんみたいな人のことを
西洋ではセンシティブというんですよ」
私の質問に対してCさんは
一般的な話としてではなく
私のタイプとしてお教えくださった
「こちらでは霊能者は
大きく3タイプに分けられるのです
ハヌルさんはその中のセンシティブといわれるタイプです」
Cさんのお話によれば
ヨーロッパでは
サイキック(psychic)
ミディアム(medium)
センシティブ(sensitive)
この3タイプに大きく分類するらしい
私が調べたところによると、
サイキック(psychic)とは
サイコメトリー(psychometry、接触感応)
クレヤボヤンス(clairvoyance、透視能力)
テレパシー(telepathy、精神感応)
プレコグニション(precognition、予知能力)などを
霊的存在の関与なしで行う人であるようだ
いわゆる超能力者なので
霊や神仏との交流は
それほど影響がないとされているのだろう
(もちろんPK発動するひとも有)
ミディアム(medium)というのは
近頃ドラマでもすっかり有名になっており
日本でも霊能者というと
この単語を思い出す人も多いのではないだろうか
ミディアムは基本的に「憑依」をされる存在あり
主に死者と交流を持つ霊媒であるとされているようだ
それにより死者からのメッセージを伝えたり
過去や前世を見たりするのである
スピリチュアルの世界では
死者と生者の間を取り持つ人ということらしい
(ミディアムという言葉は中間とか真中という意味を持っている)
さてセンシティブ(sensitive) とはどんな人なのか
更に調べてみたところ
この言葉はsenseの派生語で
『霊的な意味での透視
(サイコメトリー 過去世リーディング 守護霊判断
予知 後知 霊界探訪など)や
憑依なしの霊的コミュニケーションを行なう人を主に指す』
ということらしい
「ハヌルさんは主に
死者の霊と交流することはしないタイプなので
明らかにセンシティブですよ」
そう言いながら
フランス(ドイツだったかも・・・イタリアだったかも・・苦)の
センシティブの人を知っていますからと
付け加えてくださったのだった
(続く)