今日 朱珠ちゃんと寿司を食べていて
ふと朱珠ちゃんから
「華原朋美の解雇のニュース見た?」
と 聞かれた
朝からワイドショーは
羽賀健二の逮捕のニュースと
朋ちゃん解雇のニュースで持ちきりだったので
「復帰のさ 乗馬の朋ちゃんの顔さ・・・」
朱珠ちゃんはちょっと遠い目をする
「あれ 知り合った頃のハヌルみたいだったね」
あの顔を見たとき
私も同じことを思っていた
「目がさ 全然動いてないのね
あれ特徴的なんだね
・・・・・薬物してる人の」
私と朱珠ちゃんが知り合った頃
私はまさに朋ちゃんそのもので
向精神薬を一度に何十錠も摂取する
いわゆる「OD」を日常的に行っていた
私の場合
3日に一度は何十もの薬を
朝から酒をラッパのみしては流し込む
そんな生活を一年以上していたから
朱珠ちゃんと初めて会ったその日も
薬と酒でいわゆるラリっている状態だった
朱珠ちゃんは一目で
私がおかしいと分かったそうだ
「目がまったく動かないんだもん」
あの頃朱珠ちゃんは何も言わなかったけれど
「でもさ あれからまだ
そんなに月日がたったわけじゃないのに・・・
ハヌルは回復が早すぎない?!」
チーズケーキをつつきながら
朱珠ちゃんは続ける
「ハヌルはさ いろんなことがあったじゃん?
他の人が前世で起こったって言ってる様なことが
ハヌルの場合 今生で起こってる
・・・どれひとつあげても
今 こうしてるのが不思議だよ・・」
自分でも不思議な気がする
今が本当なのか
過去は夢だったんじゃないのか
あれは現実だったのか
今が夢なのか
「私はさ・・・・
結局何にも嵌れなかったんだよね
何が起こっても私の奥まで入ることが無くて
だからいつも何が起こっても
私は・・・・・」
いろんなことが起こったけれど
私はどこにも属さなかった
属せ無かった
それがひどく昔はつらかったのを覚えている
「・・・だからさ たぶん戻るのも早いんじゃないかな」
うーん・・そうだねぇ・・なんて
朱珠ちゃんはつぶやきながら
寿司のレーンを眺めていた
朋ちゃんは昔の私を彷彿とさせて
少し胸がせつなくなる
近くて遠いあの日の私
今はもう眠っているあの日の私
ふと朱珠ちゃんから
「華原朋美の解雇のニュース見た?」
と 聞かれた
朝からワイドショーは
羽賀健二の逮捕のニュースと
朋ちゃん解雇のニュースで持ちきりだったので
「復帰のさ 乗馬の朋ちゃんの顔さ・・・」
朱珠ちゃんはちょっと遠い目をする
「あれ 知り合った頃のハヌルみたいだったね」
あの顔を見たとき
私も同じことを思っていた
「目がさ 全然動いてないのね
あれ特徴的なんだね
・・・・・薬物してる人の」
私と朱珠ちゃんが知り合った頃
私はまさに朋ちゃんそのもので
向精神薬を一度に何十錠も摂取する
いわゆる「OD」を日常的に行っていた
私の場合
3日に一度は何十もの薬を
朝から酒をラッパのみしては流し込む
そんな生活を一年以上していたから
朱珠ちゃんと初めて会ったその日も
薬と酒でいわゆるラリっている状態だった
朱珠ちゃんは一目で
私がおかしいと分かったそうだ
「目がまったく動かないんだもん」
あの頃朱珠ちゃんは何も言わなかったけれど
「でもさ あれからまだ
そんなに月日がたったわけじゃないのに・・・
ハヌルは回復が早すぎない?!」
チーズケーキをつつきながら
朱珠ちゃんは続ける
「ハヌルはさ いろんなことがあったじゃん?
他の人が前世で起こったって言ってる様なことが
ハヌルの場合 今生で起こってる
・・・どれひとつあげても
今 こうしてるのが不思議だよ・・」
自分でも不思議な気がする
今が本当なのか
過去は夢だったんじゃないのか
あれは現実だったのか
今が夢なのか
「私はさ・・・・
結局何にも嵌れなかったんだよね
何が起こっても私の奥まで入ることが無くて
だからいつも何が起こっても
私は・・・・・」
いろんなことが起こったけれど
私はどこにも属さなかった
属せ無かった
それがひどく昔はつらかったのを覚えている
「・・・だからさ たぶん戻るのも早いんじゃないかな」
うーん・・そうだねぇ・・なんて
朱珠ちゃんはつぶやきながら
寿司のレーンを眺めていた
朋ちゃんは昔の私を彷彿とさせて
少し胸がせつなくなる
近くて遠いあの日の私
今はもう眠っているあの日の私