さて、映画《ラフマニノフ》を観ました。
この映画で印象に残ったのは、リラの花の美しさ。
彼にはやはりリラの花が一番似合うのでしょうか。
幼いラフマニノフがリラの花の中を歩いてゆくシーンは、
こんなに沢山のリラが咲いているところを
見た事のない私には圧巻でした。
この花は映画の中で象徴的に度々登場します。ストーリーは、母国を苦労して出てきたラフマニノフ、
アメリカで成功しながらも苦悩にさいなまれるラフマニノフ、
自分の気持ちに翻弄されるラフマニノフ。
芸術家の生涯と言うと大体こんなストーリー展開ですね。
それがどこまで観る側を魅了する作品に仕上げるかが、
作る側の腕にかかってくるのでしょう。
しかし音楽映画でいつも気になるのは
演奏シーン。
演じている俳優さんが演奏していないのは百も承知だけれど
もう少し演奏しているらしく出来ないのかなぁ。
音楽と合わなかったり、
全く演奏していないのが見え見えだったり。
これは今も昔も同じですね。
それが気にならずに観られた映画は
《僕のピアノコンチェルト》
これはなんといっても本物のピアニスト
デオ・ゲオルギューが演じているので演奏シーンは
素晴らしいです。余談ですが・・・・お勧め。
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