生まれて初めて飼った猫はマー助。
ある日曜日に玄関前に捨てられていた。
その日まで、猫の事なんて考えたこともなかった。
マー助は真っ白な猫で、
所どころに茶色の斑点があった。
おっとりした、どちらかと言うと私にしか、なつかない子だった。
子供だった私は気分の悪い日は、
マー助にあたった。
親にしかられたり、理解されないときはマー助につらくした。
友達と喧嘩をしたときもマー助にあたった。
マー助は頭を引っ込めて、それでも私の傍にいた。
嬉しいことがあれば一番にマー助に話す。
嬉しいときも、悲しいときも一番にマー助に話した。
マー助はどんなときも私の一番の慰め役だった。
一番の理解者だった。
ある日娘がミシェに言っていた
「ミシェはいつも私の事見ててくれたんだよね」
娘とミシェの強い絆を理解した。
そして私はマー助のことを思い出したのだ。
そうか~。
娘も私と同じように猫に慰められ、猫に理解してもらってたんだ。
マー助、いまさらこんなこと言うのもなんだけど、
本当にごめんね。
わがままな私は自分の気分で君を怒ったり、
抱きしめたり、随分勝手をしたものだ。
それにもめげず、いつも私の傍にいてくれて本当にありがとう。
マー助は天国で「時効だよ」とでも言っているだろうか?
あまりにも長い年月の後の反省だから、
もう君には届かないかも知れないけれど、
私その分を他の猫さんを幸せにすることに使うね。
これからは一匹でも多くの猫さんのために
出来るだけのことをしてゆきます。
これがマー助への侘び状と感謝状です。
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