てっちゃん | ネコに学ぶ21世紀を生き抜く法

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日増しにてっちゃんの事を書かなければと言う気になって来た。

自分にとってはつらい話でも

てっちゃんを無視するわけにはいかないのだ。


初めて会った朝、

てっちゃんはお隣のおばあちゃんについてきた。

“あれ?”と言ったら今度は私についてきた。


仕事に出かけるところだったので

その子を残して走って行った。

その夜、気にしながら帰ってきたけれど、

見つからなかった。


翌朝近所のアメリカン・ショートヘアに

狙われているのを見つけた。

「お~危ない。家へおいで。」

恒例の洗礼。

お風呂で洗ってもらい

てつおちゃんと命名された。

夜は必ず私の腕の中で寝たがった。

それまで自分だけが私の腕の中で寝ると、

決めていたハンタ

生まれて初めて「ウ~~、シャ~ッ!」

獣丸出しで怒った。


穏やか過ぎるほどのハンタを怒らせた

てつお。

それほどてっちゃんは拾った私を

慕ってくれた。

穏やかなハンサムボーイだった。

てっちゃんが死んだとき

私は長いこと立ち直れなかった。

いまでも余り口には出せない。

自分の過失で死なせてしまったと言う

心残りは一生付きまとう。


それでもてっちゃんと言う子がいたと言うこと。

その子が本当に穏やかな男の子だったと言うことは、

記しておかなければ。


時々「あれ~!てっちゃん何したの?」

と言うようなおかしなことをしてくれた。

たとえば

お風呂場をトイレと間違えたり、

台所をトイレと間違えたり、

そのときのてっちゃんの、ちょっと困ったような

を思い出すと、今でも笑いが、こみ上げる。

今ではそんなてっちゃんの

おかしな話を時々持ち出して、

「ハンサムだったね~」

「おかしかったね~」

「ホントにきれいな子だったね~」

などと話せる様になりました。


でもやっぱり心の奥の奥の方で

つぶやいてます。

「てっちゃんごめんね」って。






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