るきだ! | ネコに学ぶ21世紀を生き抜く法

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いつもの道を家に向かって歩いていた。

前方から黒猫がやってくる。


この辺では見かけない子だ。

「るきみたい」

?え

「るきだ!」


              るきについてはこちら を参照
              るきⅡについてはこちら を参照



るきは最初私を見て「猫好きが来た。

まあちょっと相手になってやるか」

そんな素振りだった。


「るきちゃん!」と言われ、

「何で私の名前を知ってるの?」

とでも言いたそうな顔をした。

おいおい、名づけ親だよ、私は。


きっとあの頃、うちを出て行ったるきに

餌をやってくれていた加藤さんが、

今でも「るきちゃん」呼びながら

餌をくれているのだろう。


猫柄がよく、奥ゆかしいるき

どこへ行っても皆に好かれているのだろう。

毛つやもよく、ころころとしている。


いろいろ話しかけられているうちに

私のことを思い出したようだ。

今度はるきの方から体を私に寄せてくる。

ごろんごろんと地面に転がって挨拶をしてくれる。


私はうれしくて、うれしくて、

携帯で、るき写真を摂りまくった。


10分も遊んでくれただろうか。

「もういいでしょ」そんな風に、

るき草むらに入っていった。


しっかり者の、るき。

誰からも好かれる、るき。

どんな猫よりも自由な、るき。


あれからもう7年も経ったんだね。

もう長いことるきの姿を見ていなかった。

加藤さんに噂を聞くのが恐かった。

でも、るきは元気に姿を見せてくれた。


あのふわふわの毛をいっぱい撫でさせてくれた。

もう一度抱きたいと言っていた私の気持ちを

察したかの様に抱っこまでさせてくれた。


るきちゃん、ありがとう。

神様、ありがとう。

あんなところで突然出会えるなんて!

今日は本当に良い日だ。


ご近所さんがこんな私をどこからか見ていたら、

「やっぱりあの人、相当変だね」と、思ったかも。


猫と別れたあと、涙ぐんだりして・・・



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