横浜ハーバーカフェのプリン



午後19時の

薄暗い住宅街


2階建ての家を

見上げると

窓から

白髪混じりの

後ろ姿が

見えた


もう90を超えてる

あの人の

お母さんの後ろ姿


きっとそう


あの場所に

椅子があって

テレビを

観ているのが

習慣だった


もう二度と

ここへは来ては

いけないのだろう


分かっているけど

平均寿命を超えた

あの人の

お母さんが

気になって

仕方がなかった


数秒くらいしか

見れてないけれど

その家は

暗い家ではなく

愛に満ちている

そんな

空気があった


あの人がいなくなった

お母さんは

息子を失っていても

悲しみに

明け暮れただけではなく

しっかりと

自分の役目を

真っ当しているのだと

そう思った


たった

数秒なのに

そう感じて

勝手に安心して


勝手な解釈をしたまま

消えました



横浜では

愛犬との思い出も

沢山

思い出したわ


昔の住宅街周辺

関内の公園

みなとみらい

野毛

あらゆるとこで

愛犬二匹連れて

歩いたな



あの時は

まだ1歳か2歳くらい

今は

シニアに入る年齢


あたしが

還暦入る頃

おそらく

かなりの確率で

いない二匹


今更だけど

毎年年を重ねていくのが

怖くなる