こういう業者は要注意!!
製造業の会社さんは、日頃からデザイン会社やウェブ制作会社、コンサルタント、マスメディアと付き合う機会はあまりありません。
それゆえ、いざ依頼するとなると誰(どこ)にどう頼んだらいいかがわからない。
そのため、上手に接触してきた半分詐欺のような業者に引っかかってしまった会社さんからお話を聞く機会がよくあります。
私にご依頼くださいとは言いませんが、お近くの第三者のご意見などを聞きつつ、騙されないようにしてください。
(1)定額ウェブ制作
初期費用ゼロ円でウェブサイトをつくります、あとは月々1万9,800円でメインテナンスもバッチリです!!
のような業者。
「初期費用がないのは助かる! 良心的だ!」と思いがちですが、月々2万円の支払いを3年続けると72万円にもなります。
さらに「大きな修正は別途料金が発生します」なんちゃって、結局はけっこうな請求額に。
昨今、20ページていどのウェブサイトを制作する場合、クラウドソーシングなら20万円ていどでできちゃいます。
メインテナンスや修正も、まとめて半年に一度の更新にすれば、2、3万円ほどですむでしょう。
それと、ドメイン(会社名.co.jp)の登録やレンタルサーバー契約を業者に任せては絶対にダメです。
何かあった場合、人質を取られているような状態になりますからね。
(2)高額セミナー・エセコンサル
こちらも、致命的に悪質です。
きれいなダイレクトメールを送りつけ、高額セミナーに誘ってくるエセ・コンサルタントです。
なぜ「高額」かというと、「高額セミナーの料金を払うような社長は脇が甘いから稼がせてもらえる」という言い草なのです(実際に当人から聞きました)。(←アポ電詐欺と同じメンタリティ)
当人には大した実地経験も成功体験もなく、セミナーの事例も実はすべて聞いた話。
とうぜん、自分の集客もままならないため、コンサルタント向けのコンサルタントに教えてもらったりしています。
セミナー慣れしていない受講者が「よいコンサルタントなのではないか」とカン違いして相談などしようものなら、絶妙な人あしらいと笑顔でクロージング(成約)にもっていかれます。
あとは、テキトーな企画とデザインのパッケージでぼったくられます。
しかし当のコンサル氏は詐欺師ですから、とても熱心でいい人を演じ続けるため、なかなか離れられないというわけです。
都心のいい場所で開催される高額セミナーには、絶対に参加しないでください。
※写真はイメージです。日経BODのCMより
(3)ヒット商品年鑑
「御社の商品はすごいですね」
そう言って、営業マンが接触してきます。
「当社が発行しているヒット商品紹介本にぜひ紹介したい、ついてはこの料金だけご負担ください」と、払えないこともない料金を請求してきます。
そうやってイノセントな会社に数十社ほど声をかけ、各社の商品を掲載するプチ年鑑のような薄い本を刊行します。
「ウチの商品が本に載った!」とテンションは上がるのですが、「日経トレンディ」に載ったわけではありませんから誰も見ません。
その年鑑は誰も買いません。
おカネだけ取られて、彼らのビジネスモデルに協力だけして終わるのです。
(4)格付け調査会社
電話でアポイントを取ってきます。
リサーチ会社のような社名を名乗り、社長と面談。
「御社と取引を考えている会社様よりの調査依頼です。その社名は申し上げられませんが、お分かりではないですかね(ニヤリ)」
だいたい、どの会社も少し前に取引をはじめた会社や、取引がはじまりそうな会社の1社くらいあるものです。
そして、社長との面談が終わりかけたあたりで、わざとらしく自分の会社へ電話をかけ、報告をしたりもします。
そして、よい報告書を出せると思うが、月額いくらの会員になればもっと……、という意味の誘いをかけて勧誘してくるのです。
笑顔で断ってくださいね(^ω^)
(個人的には人の本の内容をパクってセミナーをやったり、類書を出すエセ・コンサルタントも願い下げです。)
以上、もう経験してしまった会社さんもあるかもしれませんが、ぜひともお気をつけくださいませ!!