若者に消費してもらう | マーケティング・コンサルタント弓削徹

若者に消費してもらう

クルマが売れなくなった、とよくいわれます


その理由として、若年層人口が減少している、そしてクルマに興味がない、など。


日経ビジネスによると、若年層の人口がこの2〜30年で2割減少しているのに対し、料飲店の売上げは3〜4割の落ち込みだそうです。


そして、夜の街での消費がおこなわれないことで、国が衰退する!と。


たしかにファミレスの深夜・終日営業も減少しています。


ちょっと原因をあげても、



・収入に格差がつき、伸び悩んでいる


・過労で自殺者が出た事件の影響で残業が禁止され、手取りが減る


・接待費が抑制され、社用族が消える


・酒を飲まない人、痛飲しない人が増えている


・若年層が恋愛しなくなった


・コミュニケーションはSNSでもできる


・部屋ごとにエアコンがあり、家が快適


・健康志向なので早寝


・ネット通販が安価でラクなため買物に出ず、買物ついでの食事や飲酒もない


・人と会って話すのがめんどう


・お一人様相手の飲食店でサクッと済ませればいい



恋愛しないからクルマが要らない、クルマがないから恋愛が進展しない、という非情なサイクル。


「とにかく寝るな」と日経さんはいうのですが、それもムリがあります。


それよりも規制緩和を考えてみてはどうでしょう。


かつて風営法改正によって12時以降の営業が禁止された業態がいろいろあります


この法規制は、いったい誰トクなのかと長らく不思議でした。


消費機会を抑え込む規制


私は、この規制を緩和することで、少しは夜の街に活気が戻るのではないかと考えています。