菓子の物語マーケティング
家の近所で「炭酸カルルス」というお菓子を買いました。
最初は、「カルルス」って何?
ということで手にとってみたのですが、パッケージには「30年以上お菓子に携わってきた…」「製造メーカー様と一緒になって考え、不必要な作業をなくし…」というメッセージがあるものですから、「物語マーケティング?」と思い、買ってみました。
私はもともと、こういうサクサクッとした食感のお菓子が好きなのですが、加えて会社さんの努力や想いが伝わってくるパッケージだと受けとめたわけです。
広島の小さな会社さんのようなのですが、ふつうのパッケージとは少々違いますよね。
けれども考えたことは、結局「炭酸カルルス」って何なのか、どうして価値があるのかが書かれていないなぁということ。
ウィキ先生で調べてみますと、カルルスとは北海道登別の温泉のことのようで、炭酸(せんべい)とは小麦粉・デンプンなどに温泉の炭酸泉水を加えて焼き上げた菓子を指すようです。
そういうことならふつうのせんべいやゴーフルと異なり、炭酸カルルスだからここがいい、というメッセージが必要ですよね。
(だって、せんべい菓子なのに「炭酸…」ですよ?)
それが上手に書かれていたなら、「買う理由」が立ってきます。
店頭でも、もっと人気を博すことができるのではないか、と思ってしまいました。
(緩い文章ですみません)