ウリを明解なキーワード化に
大手企業でも間違えがちな、ウリについて。
このウリを有効なメッセージに乗せることによって、企業はその名を明快に打ち出すことができます。
例えば、米国運送会社大手のFedex。
荷物がいつ着くかわからないような時代に、創業者は大学の卒業論文として[翌日配送]というコンセプト=ウリを打ち出す起業プランを提出します。
しかし論文の評価は、C。優良可不可でいえば、ぎりぎり及第の可ですね。
その後、このウリは米国輸送界をリードする世界的運送ネットワーク企業に育ちます。
また、ある兄弟がはじめたピザ配達店は、捨て身の提案をすることで大人気店に成長します。
その提案とは「アツアツのピザを30分以内にお届け! 遅れたときは無料にします」というもの。
デリバリーピザの代名詞となった、ドミノピザのウリですね。
──いまでこそ、アマゾンが翌日はおろか数時間後に(ドローンを使ってでも)配送してくれる時代ですが、[アスクル]が「明日来る」というウリをサービス名称にした当時は、新鮮でした。
地元の文具店に帳合いを回すという従来にないビジネスモデルもあり、いっきに広がりました。
これらの例に見るように、画期的なコンセプト、ビジネスモデルも、きちんと明快なキーワードに落とし込み、ウリとしてコミュニケーションすることが非常に大切なのです。
あなたのビジネスのウリは、明確になっているでしょうか。
そして、最適でわかりやすいキーワードになっているでしょうか。
ということで、ウリを見きわめ、コミュニケーションしていくためのセミナーのお知らせです。
宮崎商工会議所様にて講師を務めさせていただきます。
日 時: 2015年1月14日(水)13:30~15:30
テーマ:「1000円カットのウリは低価格だけか?」
場 所: ニューウェルシティ宮崎
主 催: 宮崎商工会議所様