DMアイデア3 | マーケティング・コンサルタント弓削徹

DMアイデア3

DMに関するノウハウ、その3

個人情報保護法などの影響により、顧客データの取り扱いや名簿売買サイトの利用などは微妙なものになりました。ふだんからも顧客名簿の管理や入手には慎重さが求められます。

さて、大手の量販店などでは、ポイントカードの導入により、顧客データや購買行動などのマーケティングデータを把握しつつ、囲い込むという手法をとっています。

昔ながらの商店街や、一軒独立のスーパーマーケットでも、スタンプカードのような簡易なものに氏名と住所、メールアドレスなどを書き込んでもらえば、それに近い効果を上げることが可能でしょう。

次に、インターネット経由で名簿を入手する方法としては、2ステップのオファーがもっとも有望です。これは、売りたい商品に関連する情報冊子などを無料でプレゼントするというものです。この方法の良いところは、商品に興味のある人のみのデータを集めることができる点です。

また、ある特定の業種、企業に限って名簿を入手したいなら、iタウンページがおすすめです。ここでは地域や業種を絞って、かなり多くの項目にわたる情報を入手することができます。軒数が莫大でないなら手入力でExcelに移行するやり方もできますし、自動で抽出できる専用ソフトもあります。

ターゲットを絞り込まなくてもよいのなら、プレゼントサイトへ商品を提供して、応募のあった人々のデータを得る、というやり方もあります。ケータイサイトでは、もっとアクティブにメールアドレスなどを収集することができます。

できのよいDMを大量にまとめて送った場合、反響が多すぎて対処しきれなかったという経験の反省から、あまり大量には送らない方がいいですよとアドバイスしています。それなら、リスト集めも一気に行う必要もないわけです。