阪神タイガース若手の投打の活躍で中日に連勝!
2016年8月13日 阪神5-2中日 49勝58敗3分けの4位
今の中日なら組みやすい。そう感じさせる試合をしっかりものにしました。中日はなんと球団ワーストの10カード連続負け越しです。
ミスは得点につながる
中日の先発は対阪神戦防御率が1.82のジョーダン。すでに3勝を献上しており、テンポのいいピッチングを阪神は苦手にしています。昨日同様、福留以外全員が右打者という大左投手用のオーダーで臨みました。そのオーダーが初回からあたります。もはや阪神の聖域ではなくなった遊撃手で1番に入った北條が口火を切ります。
粘って6球目を打ってレフト戦への2ベース。2番の大和が送って1死三塁の先制のチャンス。3番江越の当たりはファーストゴロとなりましたが、ビシエドが本塁へ悪送球して労せず1点。2日前の阪神ゴメスがエラーしたプレーを思い出しました。その後、四球などあって2死二三塁と攻め立てる阪神。ゴメスは四球となりましたが、ワイルドピッチとなりさらに1点を追加。初回は1安打ながら2点を奪ういいスタートを切りました。
光る北條のバッティング
初回以降、得点がなかなか入らない阪神。次に得点が入る5回まで、阪神が放った安打は2本でした。そのうちの一本は初回いきなり2ベースを放った北條。2回に早くも回ってきた2打席目で今度は右方向への長打を放っていました。そして迎えた5回は初回同様、先頭打者でした。
第1打席と同じく、ストレート中心に攻めてくるジョーダン。北條は5球目のストレートを叩くと、レフトスタンドへ消えるプロ第2号となりました。チームにとっても貴重な3点目。この展開で中押しができず、逆転を喫することが多かったので、非常に重みのある得点となりました。この調子を持続できれば、鳥谷からレギュラーを奪うのは、この北條かもしれません。
荒れ球も青柳が4勝目
北條の追加点で気をよくした先発青柳は6回まで投げて、被安打はたったの1本。リリーフが後続を抑えて4勝目を手にしました。登板9試合目にして4勝目です。19試合先発して5勝の藤浪とは違って、高確率で勝利を手にしています。青柳が安定感抜群かというと正直そうではありません。今日は与四球が2でしたが、基本的にはコントロールに難がある青柳です。
今日の試合でも、右打者の背中を抜けるボールもあり、逆にそれが荒れ球となって打者を抑えていきます。今後、もう少しコントロールを身に着けるべきでしょうが、青柳はルーキーです。今シーズンは何も変えずに、貴重な経験を積んでほしい。しっかりローテーションを守ることがどれだけ大事か、首脳陣はわかっているはず。これから成長するための糧とし大きな投手になってほしい。
借金が久々の一桁になった阪神。絶不調の中日からもうひとついただきたいところ。ルーキー小笠原のプロ1勝とならないように踏ん張りどころです。