阪神タイガースいよいよ最強軍団ソフトバンクとの対決
2016年6月16日 雨天中止 30勝34敗3分けの4位(同率4位に浮上)
関西ダービー第3戦が雨で中止となりました。この試合は交流戦の最終カードとなり、先にソフトバンク3連戦が17日から始まります。 重要な試金石となる常勝軍団との戦い 雨のいたずらにより、阪神としては、最強の3名をぶつけられるようになりました。17日はスライド登板で藤浪が先陣を切ります。打球を利き手に受けた影響がどうとかなんて言っていられません。
16日の試合でも、ソフトバンクは13安打で12点の大勝でした。クリーンナップのみならず、伏兵の長打も目立つ今シーズン、全く戦う相手としては気が抜けません。最近1番を打っている今宮は、ついこの間まで1割台だった打率が、すでに.260まであがっています。自身最長の20試合連続安打と好調を持続しています。さらに覚醒した2番城所も長打力をつけています。おまけに、育成出身の牧原も打っています。 まずは藤浪が行けるところまで全力で行ってほしい。
16日の中止でリリーフは少しながら休養が得られました。17日は、四球を出しても失点さえしなければ問題ない。かつての藤浪の荒れ球スタイルであの強力打線をねじふせてほしいです。巨人菅野でさえ、ソフトバンク打線に粘られ、終盤には球が浮き、5四球を献上するほどです。選球眼も半端ではありません。
しかし、リズムを狂わせるには、藤浪の荒れ球しかありません。 そして2戦目にはおそらく岩貞があがると思われます。成長著しい期待の左腕です。西武戦では、かなり打ち込まれましたが、前回登板で復調のピッチングを見せてくれました。若武者の現在の実力を図るには恰好の相手です。
最終戦は好調のメッセンジャー
前回登板で日本ハムを7回無失点に封じ込めた、目下絶好調の助っ人です。正直、第3戦を迎えるときにどんな戦績なのか怖いですが、ソフトバンクも交流戦優勝をかけて本気モードで挑んでくるはずです。 ソフトバンクの先発は、明日の中田を皮切りに、千賀、武田と右腕が続きます。
阪神はここ5試合でトータル10点しか得点できていません。平均すると1試合2点となりますが、投手陣があの打線を1点に抑えることは難しいと思っています。であれば、それ以上に得点するしかない阪神。キーは左バッターになりそうです。鳥谷、西岡、福留のベテラン勢に頑張ってもらいましょう。
メモリアルが近い福留
あと8本で日米通算2,000本安打です。交流戦残り4試合の本拠地甲子園でぜひとも達成してほしい。そのためにも、毎日マルチヒットを続けなければならない状況に発奮を期待しましょう。 苦戦続きのセ・リーグ勢 セ・リーグは相変わらずの交流戦での弱さが露呈し、広島以外は貯金を作れていません。
セ・リーグとしての順位でも首位広島だけが、貯金8で独走状態にはいろうとしています。しかし、これだけ調子に悪い阪神ですら、首位広島とはまだゲーム差6です。追いつけない数字では決してありません。 シーズン序盤、超変革野球のもとに若手を使い続け、経験を積ませています。これは必ずや、後半戦の糧となるはずです。だからこそ、ここは主力やベテランで乗り切ってほしい。