2016年5月24日 ヤクルト5-7阪神 23勝22敗3分けの3位(4位より浮上)
ヤクルト5、阪神13、今日のお互いが記録したヒット数である。しかしなぜか勝った気がしない。最後もホームランが出れば逆転サヨナラという窮地までいったからだろう。たまには楽な試合を見てみたい 神宮だとセーフティリードは何点なのか?
よく能見の勝利投手がついた。そんな試合でした。打線は珍しく機能しました。勝った試合で5点以上取ったのはいったいいつだろうと振り返ってみると、4日の中日戦でした。7回に原口にアーチが飛び出し4点差になったところで能見を降板させたことから、第2試合が始まったようでした。
能見の成績は、6回を投げて被安打1の1失点、90球でした。リリーフに不安を抱える阪神だけにせめてもう1回能見を引っ張ってほしかった。もちろん7回からバトンを受け継いだ安藤がいつものように淡々と抑えてくれれば、そんなことは思わなかったのでしょう。
しかしベテランらしくない投球をしてしまった安藤。先頭からまさかの二者連続の四球。何とか2死は取るものの、高橋のリリーフを仰ぐ羽目になります。準備不足だったのか、代打今浪にタイムリーを打たれてしまう高橋。ここのところ失敗が目立ちます。さらに動揺したのか、けん制悪送球でさらに1点。
8回のマウンドには藤川が上がります。いきなり大和のエラーでランナーを背負うと、川端、山田と連続の四球で無死満塁。しかしストレートに、かつての球児の勢いを感じており、わずかながら期待していました。このピンチに迎えるは4番バレンティン。
バッターボックスが山田であれば、見逃すボールに、ダボハセになっているバレンティンは手を出してくれます。真っすぐかフォーク、だれが見ても二者択一とわかる配球でしたが、フルカウントからフォークで三振。さらに雄平をインフィールドフライに打ち取って2死。
このまましのいでくれると思ったら、畠山に押し出し四球。能見の勝利投手が消える寸前で、次打者を三振に打ち取って何とかピンチを切り抜けてくれました。最後の球は、あのホップするストレートに見えたのは私だけではないはずだ。 1点差のままではきつい状況でしたが、相手守りのミスもあって、9回に2点。
9回裏に最近おなじみになったマテオ劇場で肝を冷やしましたが、何とか逃げ切ってくれました。クローザー・マテオで本当に大丈夫なのだろうか。それでも代わりがいないことも事実です。
もう正捕手と呼んでもいいのでは? 原口がホームランを含む猛打賞。9回のバッティングも、あんな上手いバッティングができるのかと驚いたほど日々成長しています。9回の飛び出しで牽制アウトになったのはご愛敬ですが、この間まで育成契約だったとはとても思えません。打率も一向に落ちることなく、いまだ4割キープです。5番打者にいることについて、何も不思議に思えなくなってきています。