9回髙山のサヨナラで広島に勝利 | hanshintoratoraのブログ

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髙山のサヨナラタイムリーで広島に勝利


2016年5月21日 阪神4x-3広島 22勝21敗3分けの3位


19日のゲームに引き続き、サヨナラ勝ちで待望の貯金1。勝つには勝ったが、スッキリしない勝ち方。 スタメン8番鳥谷 打席の調子上がらない鳥谷に対してのショック療法的な起用でしょうか。7年ぶりの屈辱は自ら調子を上げることで、這い上がるしかありません。


まだスタメンで使われているうちはいいが、これ以上調子が上がらないとフルイニング出場記録は途絶えるかもしれません。 この英断ができるのは、誰よりも気持ちがわかっている金本監督だけでしょう。


さて、試合に戻りましょう。今日も先発含めて投手陣は頑張ったと思います。初登板の岩崎は、6回を4安打1失点。昨日延長12回を戦って8人の投手を使っているだけに一人でも多くのバッターになげてほしい首脳陣。それにしっかり応えてくれた投球でした。


安藤もベテランらしい安定した投球で、三者凡退。これで15試合連続の無失点。終盤に打線が何とか追加点を取って。2点差で最終回を迎えます。9回のマウンドはマテオでしたが、今日のマテオは8回から登板していました。相手がクリーンナップだったことで8回での起用になったのでしょうがその回を9球で抑えて、9回も続いてのマウンドでした。


マテオたった5球での悪夢


先頭バッターの鈴木誠也がポテンヒットで2塁を陥れます。続くバッターは先日神宮で同点3ランを打った阿部。今日はいつもの浜風と違いライト方向に強い風が吹いていました。思い切りのいい阿部の当たりがライトへ飛びます。ライト福留の追い方から見れば外野フライで、タッチアップして1死3塁かと思った矢先、風に乗った打球はスタンドまで届いてしまいました。


球場は甲子園であることを忘れるくらい静まり返っていました。この間たったの5球。あっという間に振出しに戻ってしまい、昨日に続いてまたしてもリリーフ陣が酷使されるのか・・ 同点で阪神の9回裏を迎えます。


まず先頭の大和が雰囲気を一変させる打球を左中間に飛ばします。あとひと伸びでサヨナラアーチでした。大和はここまでパワフルな打者だったのか。思い出しました。大和も超変革野球で変わった男の一人でした。ちまちま振るのではなく、フルスイングを求めた金本監督の一言がここで吉と出ました。 送りバントで1死3塁というチャンス。


福留、ゴメス、という打順に広島ベンチは敬遠で満塁策ととります。ここから阪神打線は高山、そして原口と続くだけに期待大。高山が2球目を高々と打ち上げたフライはサードファール方向へ。阪神ファンのため息が球場を包んだ瞬間、またしても風がいたずらをしてサードが捕れず。一度は広島に味方した風ですが、これでおあいこです。しかもサードを守っていたのは、ついさっき殊勲の同点アーチを放った阿部でした。


打ち直しのチャンスをもらった高山は続くストレートを打ってライト前に運びました。持ってる男は違います。マテオ劇場の絞めはルーキーがやってくれました。あの内角打ちは天性のものでしょう。凡退して原口にいい所を、二度も渡さない意地が見えました。勝った事はもちろん大きいが、これ以上投手を使わなくてよくなったことが最大の貢献です。