2015年は最高の開幕でしたが2016年の阪神タイガースの開幕は?
2015年の阪神は開幕カードの中日3連戦に見事3連勝し、最高のスタートを切りました。1戦目、2戦目をサヨナラ勝ちという神がかり的な勝利でしたが、3連戦を振り返ってみました。 第1戦 阪神メッセンジャーと中日山井ではじまった開幕ゲーム。メッセンジャーは開幕の緊張からか、6回3失点と試合は作るも劣勢のままでマウンドをおります。
一方山井は6回まで無失点でしたが、7回に6番福留のタイムリーのみの1失点と先発の仕事を果たしてリリーフにバトンを託しました。8回の阪神の攻撃を迎えた時には、1-4というスコア。あと6つのアウトで開幕勝利はおあずけというところから脅威の粘りを発揮します。
この試合3番に入っていた西岡が執念ともいうべきポテンヒットがタイムリーとなり、2点差に詰め寄ると、4番ゴメスがライト線に同点となる2点タイムリーツーベースであっという間に同点。9回に満塁のピンチを迎えるもなんとかしのいで延長戦に突入。10回表を松田がおさえると、その裏5番マートンにサヨナラタイムリーが飛び出して、見事な逆転勝利。3番から6番までが全員タイムリーを放つという最高のゲームでした。
第2戦 続く第2戦は中日バルデス、阪神岩田の両先発投手が、譲ることなく無失点を続けます。岩田は初回満塁のピンチを乗り越えると、梅野の強肩盗塁刺しもあってスイスイと8回まで相手に点を与えません。両軍9回無得点で、2日連続の延長戦に突入。そして10回表は昨日の再現を招くべく、松田が連投登板。
これまた前日同様、中日打線をおさえてムードは最高潮に達します。そして10回裏に無死一二塁という千載一遇のチャンスが阪神にやってきます。ここで女房役の梅野がバッターボックスに立ちますが、ベンチからのサインは当然送りバント。ピッチャーがバント処理するも、足を滑らせて結果オールセーフでチャンスがさらに拡大。
延長で無死満塁という最高の場面に、千両役者が登場。代打の切り札関本です。お馴染みのバットを短く持ってバッターボックスに入るも、次の瞬間信じられない光景が飛び込んできます。中日のリリーフ祖父江が投じた一球がなんと関本にあたりサヨナラ押し出しのデッドボール。
2日連続のサヨナラ勝利に阪神ベンチは大騒ぎでした。松田は2日連続の勝利投手となりました。 第3戦 次代のエース藤浪が先発登板するも、初回の立ち上がりに叩かれていきなり3失点。しかし2日連続ミラクルを起こした打線は2回で3点のビハインドをもろともしません。
4回にゴメスが2ランを放って1点差とすると、福留も負けじと2ランを叩き込んであっという間の逆転劇を演出します。これが日米通算250号のおまけつきでした。俺を忘れるなとばかりに、初戦のヒーローのマートンも追加点のタイムリーを放てば、梅野が満塁から走者一掃のタイムリーなど5回を終えると、スコアは9-3と逆に大量リードになっていました。
藤浪が降板した後、リリーフが危うく試合を壊しそうになりましたが、石崎、そしてクローザーの呉昇桓が締めて見事に3連勝。はじめて先発投手に勝利がついた試合となりました。 このように最高のスタートを切った阪神は、御存知の通り終盤の失速で借金をかかえての3位という不甲斐ない成績に終わりました。今年の開幕はどんなゲームになるのか、そして秋に笑っていられるのか、楽しみはつきません。
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