新外国人マルコス・マテオは、絶対的守護神になれるか検討してみた | hanshintoratoraのブログ

hanshintoratoraのブログ

ブログの説明を入力します。

阪神キャンプはココに注目!


新外国人マルコス・マテオは、絶対的守護神になれるか?


まずは好印象の初ブルペン


先日、新外国人マルコス・マテオが、キャンプ初めてのブルペン投球を披露しました。

直球のみ44球を投じて、ストライクが35球。


スリークオーターから投げる投球フォームは、あまり外国人らしくはないもので、

逆に安定感がありそうです。


来日前の情報では、99マイル(159キロ)の速球がクローズアップされつつも、

球の出どころが見やすいと指摘されていました。


筒香(横浜DeNA)は昨年のウインターリーグに参加しており、マテオと対戦しています。

その際、「球速表示ほど速くは感じなかった」とコメントを残しておりますので、

ストレートはとらえやすいものなのかもしれません。


逆に、事前情報では切れ味鋭いスライダーがあると噂されています。

もしもクローザーのポジションになるのであれば、三振をとれる決め球が必要です。

マテオの場合はスライダーが決め球になるんでしょうか。


もちろん、制球力やフィールディングにメンタル面など、

クローザーに必要な要素はもっとたくさんあります。

まだまだキャンプ序盤です。


実戦デビューとなりそうな、今月14日に予定されている紅白戦にまずは注目してみましょう。

シーズンでは、外国人も驚くあの甲子園の大歓声の中で、投げないといけないのです。


ブルペンで悪くても、実戦でさえ実力を発揮してくれれば誰も文句は言いません。

ラファエル・ドリス投手との守護神争奪戦は、現時点では下馬評通りマテオが

一歩リードと言うところでしょう。


マテオがクローザーにはまるようであれば、

藤川は先発一本で調整ができますしチームにとってはいい循環です。


ストッパーの出来が、ペナントを左右する時代


リリーフの分業制が定着し、後半をしっかり締める方程式をもっている

チームには安定感があります。


とりわけストッパーには、大きなプレッシャーがかかり、

その成否は大きくチーム事情に直結します。


昨年の両リーグの最終成績を見ても明らかです。


日本一のソフトバンクにはサファテが君臨し、昨年は41セーブを

あげてタイトルを取りました。


途中、パ・リーグ新記録となる29イニング連続三振を

記録するなど絶対的な守護神でした。


一方のセ・リーグでもヤクルトのバーネットが同じく

41セーブでタイトル奪取。


チームが勝利しないともちろんセーブはつきませんので、

やはりチームの命運を握っていることが数字でもわかります。


ただ昨年は彼ら二人以外のクローザーもそろって

素晴らしい成績を残したシーズンでした。


阪神呉昇桓はバーネットと並んで自身2年連続のセーブ王に輝いていますし、

巨人沢村はストッパー転向初年度で36セーブをあげました。


横浜DeNAの新人山崎も、37セーブを挙げて新人セーブ記録を更新するなど、

リーグで4名のクローザーが35セーブ以上を記録するシーズンでした。


今シーズンも、同様の高レベルのセーブ王を争う展開になりそうです。

その戦いの輪に、阪神マテオが入っているかどうか、

それはチームが上位にいるかどうかを占う大事なポイントになるでしょう。