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 ふり返れば、景気の恩恵にも、不景気によるダメージにもおよそ不感症のごとく「その日暮らし」的生活に馴染んできた私のような「極楽ノー天気」人でも、東日本大震災を思うと、いたく心が痛む…とりわけ津波の被害ばかりか、もはや人災といえる福島第1原発から逃げ惑う人々の今に、私の言葉など無力でむなしいばかり…。
 そんな時もとき、件の環境省が推進してきた「温暖化対策」の「クールビズ」が「節電!節電!」の勢いに乗るかの如く、「スーパー」を被ってやってきた。
寿 利 屋 JULIYA-(C) JULIYA  「ノーネクタイ&上着に半袖シャツ」の、なんとなく定着したかに見えたスタンダードも、ここで一気呵成にカジュアル化の様相で、「Tシャツにジーンズ、サンダル姿」OKというのが「スーパー・クールビズ」…いやはや、通勤・勤務時の「ドレスコード」もホント、ハチャメチャである。
 実施初日に虎ノ門あたりで待ち受けるTVリポーターの前を、赤いアロハシャツにコットンパンツ、ゴム草履姿で、お役所の門を堂々とくぐっていった強者もいるにはいたが、まッ、大概は従来のクールビズの範疇におとなしく止まってはいた…。
 ちなみに、我が田舎で「スーパー」と言えば、なんでもありのスーパーマーケットのこと。「スーパーマン」だとか「上級の、優れた」というようなsuperiorの意味合いでは使わない。
 かつて商店街の核として大いに繁盛したいにしえの姿だったら、まァ、はまっただろうが、近くにできたSCにお株を奪われて、いまや見る影もなく、お総菜に特化した努力も、ムダなことで、若者巻き込んで、商店街自体の賑わいが戻らないことには、果たしてどうしようもないだろう…。
 さて「スーパークールビズ」だが、そうでなくとも、「景気が悪くなるといち早くメンズの業績に響いてくる」のは常識というのに、そんなこと知らぬのか、環境省は前代未聞のこの暴挙を、にこやかに推進し始めている。
 各企業やメーカーの中には、所詮お上には逆らえぬと、知恵をうんと絞って、逆手にとった活性化を狙っている強者もいるにはいるようだ(例えば、ポロニットをラグジュアリーブランド化して、なんとか客単価を上げるなど)。
 思い起こせば、高度成長期のオフィスなんて、室温28度Cどころではない暑さだったような気がする。それでも、サラリーマンは、ネクタイ姿でがんばっていた。
 まッ、背広にネクタイは、サラリーマンのステイタスで、それを手放すなんてのは、愚の骨頂! いわば、それは「品格」にまで昇華されていたに違いない。
 かくいう、私は、仕事柄、昔からフリースタイルで、盛夏にはTシャツにブルゾン、はたまた綿麻のカジュアルシャツに、麻のテーラードジャケットなどで通してきた。それでも、大切な相手には、スーツでネクタイは常識だと心得ていた。
 要はいかなる時も、コーディネイトする前に、各自がTPOをわきまえることに尽きる…お上が、大上段にかまえて、とやかく言うなんて、ご冗談!我らヤマトタケルの末裔を馬鹿にすんじゃありません。

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