片付けと梅酢 | 風の通り道

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 リビングの一角に、一つの段ボールがあった。キッチン用品の上に、裾がほつれたレースのカーテンを一時的に置いておいた。すぐにするつもりが、数日たった。布の上には、布を置きがち。パジャマとか、ルームウェアの置き場になってしまっていた。

「これがこのまま、家具化してしまうのは良くない」

 なので、捨て活の動画を見がてら、裾の始末をした後、一気に片づけた。

 無事、箱は空になった。畳んだまま、隅に立てかけていた段ボールと一緒に家の外に出した。

 何も置いていない床の面積が増えるのは、とても気持ちがいい。

 ただ、ソファーに衣類を置いてしまっているが。

 

 さて、紅ショウガである。最初に作ったのが、夫に評判が良かったので、二回目も作った。下処理したショウガに、梅酢をひたひたに注ぐという動画が多かった。なのでその通りにし、しばらくして味見をしたらものすごくしょっぱかった。最初に作ったのは、梅酢が控えめだったのだろうか? 思わず水でガシガシ洗い、キビ砂糖をがっつり入れた。酢を入れるとまろやかになるとネットで見て、リンゴ酢を少し回してみた。果たして、どんな味になるのだろう? つい、冷凍庫に入れてしまっているが、処分するかもしれない。

 

 しかしこの梅酢、大根やキュウリには、かなりいい仕事をしてくれる。食べやすく切った大根やキュウリに、それこそひたひたに注ぎ、しばらく置いておく。味見をして、いい塩梅になっていたら梅酢を捨て、味の素を振りかける。これは、かなりおいしいのだ。

 

 ふりかけのゆかりを使っても、紅ショウガができるらしい。

 試してみる価値はありだと思っている。