光のとこにいてね/一穂ミチ | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。



おはようございます

間が空きました
冬到来ですね
秋が短かったような、、、


友人が貸してくれた
一穂ミチさんの長編
1行目から脳内に映像が流れ
そのまま一気に読了しました

先月読んだ短編集の
大きなお姉さんの話がとても良くて
何冊か読んでみたいと思ってました


『光のとこにいてね』一穂ミチ著


果遠と結珠、2人の女の子のお話

あらすじお借りしました↓
「古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。
彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。
どうして彼女しかダメなんだろう。どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。

運命に導かれ、運命に引き裂かれる
ひとつの愛に惑う二人の、四半世紀の物語」


心情も情景もとにかく描写が
丁寧で細やかで
目の前に彼女達が見えるよう
2人の互いへの感情
貧富の差
母娘の苦しい関係性
美しさゆえの生きづらさ
どの場面も雑に描かれた部分は
一切見当たりません

7歳の時に偶然出会った2人が
突然会えなくなり
数年後に高校で再会
そしてまた突然の別れ
その後20代の終わりに
驚くような再会を果たします

どなたかが
百合小説の金字塔、と
表現されていましたが
百合、とあっさり括らないでほしい
人生で1人巡り逢えるかどうか
性別を超えた繋がりを感じました
読んで良かった!



義父のこともかなり落ち着き
バレエ三昧の日々です
レッスン後のお茶やランチも
息抜きになって
平穏な毎日がありがたいです
Netflixにも救われてます笑
地面師たちも極悪女王も最高でした!
今期ドラマは
宙わたる教室
ライオンの隠れ家
にどハマり中です

自閉症の青年を演じている
坂東龍汰さん
素晴らしすぎる👏